内容説明
日露戦争講和の翌年、加藤完治は帝大に、東宮鐵男は旧制中学に入学する。加藤は農業の道を志し、東宮は軍人の道を志す。昭和初年、大恐慌と冷害にあえぐ日本の海彼に満蒙の曠野が広がっていた。満蒙開拓移民をめぐって、二人の人生はクロスする―。
目次
序章 「渡満道路」を辿る
第1章 農本主義教育者・加藤完治の誕生
第2章 軍人・東宮鐵男と中国大陸
第3章 国民高等学校運動と加藤グループ
第4章 満蒙移民の胎動と満州事変
第5章 動き出した満蒙開拓移民
第6章 第一次武装試験移民(弥栄村)の入植
著者等紹介
牧久[マキヒサシ]
ジャーナリスト。1941年、大分県生れ。64年、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局社会部に配属。サイゴン・シンガポール特派員。89年、東京・社会部長。その後、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役、代表取締役副社長を経て2005年、テレビ大阪会長。現在、日本経済新聞社客員、日本交通協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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