内容説明
今日の中国の政治状況の淵源はなにか―。第一次国共合作の詳細な分析を通し、現在の中国の国家体制を現出させた動因をさぐる。
目次
第1章 協力関係を樹立する国民党と共産党(第一次国共合作成立前夜の政治状況;第一次国共合作の光と影;実現された第一次国共合作)
第2章 国民党と共産党の協力と反目(国共合作により出現した国民革命勢力の実態;混迷する国民革命の行方;国民革命勢力の台頭)
第3章 協力関係を維持する蒋介石の努力(広東国民政府の政治抗争と蒋介石の台頭;国共合作の動揺;中山艦事件の勃発)
第4章 全国展開を開始した国民党と共産党(北伐の開始と蒋介石独裁の実態;蒋介石独裁体制の動揺;全面衝突へと向かう蒋介石と共産党)
第5章 協力関係から敵対関係へ(蒋介石と共産党の全面衝突;崩壊の運命にあった武漢国民政府;武漢国民政府下の農民運動;国共合作崩壊への道;国共合作の崩壊)
著者等紹介
北村稔[キタムラミノル]
1948年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程中途退学。三重大学助教授をへて立命館大学教授。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 西鶴文反古 岩波文庫