内容説明
エネルギー価格が揺れ動き、地球温暖化の危険が高まり、豊富に石油を産出する中東は、さらに深刻な混沌の中へ沈み込んでいく―。エネルギーと気候変動の安全保障が入り込んだラビリンスを、わたしたちはどのようにして脱けていけばよいのだろうか。
目次
第1章 大同盟を組んで
第2章 過去の代償
第3章 大きなしっぺ返し
第4章 潤沢な石油、無尽蔵に近いガス
第5章 パイプラインの戦争、戦争のパイプライン
第6章 もうひとつの未来
第7章 少ないことは、より豊かなこと―今すぐ目を向けるべきものは?
第8章 アリアドネの糸―迷宮から脱出する道
第9章 提言と主張―エネルギーと環境の未来のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryou Honna
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環境やエネルギー関係の書物は同じことを述べる. 代替クリーンエネルギーに完全移行のは不可能だ. 経済的にも、政治的にも. そして石油などを搾取する技術が上がっているから 石油など化石燃料が枯渇することもないし、エネルギー不足になることもない.つまり増え続ける需要に合わせた供給はされ続け、温室効果ガスは排出され続ける. とるべき策はまず、支出を減らすこと. クリーンエネルギーへの移行を1%上げるのも、支出を1%減らすのも、排出削減には変わりない. まずは減らすこと.これが僕ら人類に課せられた課題だ.2013/05/18
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