内容説明
未だ根強いマルクス主義思想の根幹を成す「弁証法」「労働価値説」をドグマとし、さらにマルクスが認識する「平等」の概念の誤りを糺して、共産主義思想の論理的根拠が成立しないことを詳らかにする。
目次
序章 マルクスの誤り
第1章 弁証法は成立するのか(今日のヘーゲル評価;ヘーゲル弁証法の成り立ち;ヘーゲル弁証法の内容;エンゲルス、マルクスの弁証法理解)
第2章 搾取論の本来の意味(マルクスの主張;価格は何を示すか)
第3章 平等思想の誤り(マルクスの平等・自由の理解;本来の平等・自由の内容)
著者等紹介
美馬佑造[ミマユウゾウ]
1944年奈良県生駒市生まれ。1976年大阪府立大学(現大阪公立大学)経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。元大阪商業大学総合経営学部教授。2025年3月肺癌にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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