内容説明
産経新聞人気連載「お江戸単身ぐらし」が単行本化。グルメ、ショッピング、名所旧跡、お役立ち情報付き。
目次
2005年秋 上京編(ごみ出し日のメモ残しといてや;家賃10万円で六本木族? ほか)
2006年春 花見編(茨木のり子さんの旅立ち;おしゃべりになる植物園 ほか)
2006年秋 食欲編(知らない東京がいっぱい;変化し続ける伝統の町 ほか)
2007年 大阪弁編(博品館劇場の歌声;山手線を歩いてみれば ほか)
著者等紹介
石野伸子[イシノノブコ]
昭和26(1951)年広島県生まれ。大阪外国語大学ドイツ語科卒。昭和49(1974)年産経新聞社入社。大阪本社社会部を経て文化部。主に生活面で家族問題などを担当。平成12(2000)年文化部長。編集局次長(夕刊担当編集長)を担当の後、平成17(2005)年7月、東京本社転勤。編集局編集委員
佃二葉[ツクダフタバ]
横浜生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、会社員を経て平成6年(1994年)よりイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
9
筆者は大阪の産経新聞の記者だが、東京に転勤になり、一人暮らしをすることになった。 単身赴任、東京、この年で! ムフフフ、あれほど渇望していた「一人の時間が」もてる・・・同僚たちに大変ねと言われても、たのしそうじゃない、と東京勤務を喜ぶのです。 そして、2005年9月から2007年10月まで、産経新聞夕刊に、東京生活のコラムを週一ペースで連載する。本書はそれを集めたもの。 わたしも、同じころに東京に単身赴任していた。なので、大阪人が東京に行って感じたことに、とても共感した。 2023/04/22
barabara
9
本当、経歴は言うことなしの一流キャリアウーマン。素敵で力のあるお友達がたくさん、やはり真のエリートは人間力があるのね…!羨ましい。2015/09/24
ヨハネス
6
2008年の古い本だけど、ずうっと気になっていた。東京暮らしに憧れていたので。期待通り、都民になった私に身近となった小石川植物園が初めの方に登場してうれしい。続いて「場所は間違う時間はズレる、年の瀬のせい年のせい、刺激的な東京のせい」がまったくそのままの実感で。しかし、エッセイは東京見物だけに収まらない。単身生活者を誘ってくれるたくさんの人がいて、一緒に鍋料理や競輪を楽しむ。競輪は千葉県松戸だし、石野さんのお里(出身ではないそうだが)大阪の話も楽しめる。求めていたのは東京情報なので、今も有効なことを祈る。2022/04/13
柴モモ
3
自分が仕事で東京へ住むことになって感じたものと幾つか重なる部分があり共感が持てました。ただ著者は大都市の大阪から私は札幌からだったのですが、それでも東京の人の多さには驚くものなんですね。私も東京にいるうちにと、歌舞伎やオペラ、ミュージカル、演劇、美術館巡りを楽しみ、地元に帰って一番寂しいのは文化的行事があまりに東京に集中していることでした。集客などを考えると仕方ないのかもしれませんね。会社の窓から冬の間くっりきりと見えていた富士山が懐かしい。2012/08/30
のん
2
図書館で見つけた本。ラジオで時々耳にする石野伸子さん。しゃべり口調と同じく博識なのに品があります。10年以上前の連載コラムですが、流行を追いすぎていない話題が多いので楽しく読みました。2017/02/11