内容説明
憲政の常道を歩み続けた哲人政治家・中曽根康弘。愛弟子がつづった中曽根政治の真髄。
目次
第1章 「政治哲学」に学ぶ―政治の究極の目的は、文化に奉仕することにある(「政治家は、歴史の法廷の被告席に座る」;「政治に対する庶民の切望感―これに応えなければ、政治家としての存在価値はゼロである」;「政治の安定は、挑戦していくところにこそ生まれる」 ほか)
第2章 「歴史観」に学ぶ―リーダーに必要なものは、歴史観と宗教性である(「大東亜戦争は、複合的で、対米英、対中、対アジアの、それぞれの局面で性格が異なるため、認識を区分しなければならない」;「私には、戦争になれば、日本は敗けて滅亡する、という予感があった」;「出航の汽笛がボーッと鳴ったとき、ひとり青年士官室で、滂沱として涙が出てしようがなかった」 ほか)
第3章 「政策観」に学ぶ―第三の開国にふさわしい国民合意の国家像を(「日本は、伝統的に、国家戦略に弱い国である」;「憲法とは、安全保障、統治権、両院制、教育、司法、社会福祉、地方自治等、全部が入っている国家像である」;「いまの教育問題は、一文部科学省の問題ではなく、戦後60年の文明病である。社会のバブルの崩壊が、いまの教育崩壊の根底にある」 ほか)
著者等紹介
柳本卓治[ヤナギモトタクジ]
昭和19年11月11日、大阪市西成区山王町に生まれる。大阪市立金塚小学校、大阪教育大付属天王寺中学校・天王寺高校を経て、早稲田大学に進む。早稲田大学大学院修士課程(世界経済論専攻)を修了。昭和46年、中曽根康弘・自民党総務会長秘書、中曽根事務所所長。昭和50年4月、大阪市会議員に初当選。財政総務委員長。以来大阪市会議員3期11年間在任。平成2年2月、衆議院議員に初当選。当選5回。労働政務次官、環境総括政務次官。平成12年1月、自民党大阪府連会長に就任、以来3期6年在職。自民党環境部会長、党政務調査会副会長、自民党組織本部本部長代理、党総務会副会長。衆議院法務委員長。財団法人日本少年野球連盟名誉顧問。日韓協力委員会副理事長。新憲法制度議員同盟副会長・常任幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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