内容説明
「千年に一度の震災」に遭った東北。が、かつて東北を襲ったのは地震や津波ばかりではなかった。蝦夷征伐、天明の大飢饉、奥羽越列藩同盟、一山百文―。「悲劇の歴史」である東北はまた、「復興の歴史」でもある。「東北災害史年表」付き。
目次
第1章 東北の古代・中世(豊かだった前史時代の東北地方;古代東北地方のすがた;前九年の役・後三年の役から奥州藤原氏の支配へ;東北と鎌倉武士)
第2章 東北の近世・近代(近世東北の諸相;日本の近代化と東北地方―地方軽視の風潮が助長した農村の経済的困窮)
第3章 東北の災害史(東北の地震について考える;東北の飢饉について考える)
第4章 東北と異才(各界に勇躍した東北人たち)
第5章 文芸と東北(東北と文芸;東北と民俗;東北と言葉;東北と紀行)
著者等紹介
高山宗東[タカヤマムネハル]
近世史研究家。1971年群馬県生まれ。國學院大学文学部史学科卒業。同大学院文学研究科博士課程前期修了。東京大学先端科学技術研究センター協力研究員、大阪市立ワインミュージアム顧問などを務める。文部科学省科学研究費補助金、我が国の科学技術黎明期資料の体系化に関する調査・研究プロジェクト「江戸のモノづくり」に参加。専門は江戸時代における戦国大名家関係者の事跡研究、葡萄酒伝来史、有職故実、系譜、江戸文芸、食文化、妖怪。単行本、雑誌、TV番組等の歴史考証の他、歴史・文学関連のコラムを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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RuiRui
nagatori(ちゅり)。
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