哲学の世界史序論

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哲学の世界史序論

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314004558
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

8
失念していたけど、去年9月に読んで、ヤスパースに沼る切っ掛けになった本でした。ヤスパースの主著を一通り読んだ後なので、理解が大分違うと感じました。解釈学的循環について丁寧に触れた箇所があって、他著になかったお話なので興味深かったです。テキストだけではなく、書き手の生涯や当時の社会情勢など広範に視野に入れることがテキスト理解に重要という指摘は、ヤスパースの自伝的著作がその理解を大いに支えてくれたという私の実感を肯定してくれていて嬉しかったです。2022/10/10

いとう・しんご

6
三読。ヤスパースを愛読するきっかけとなった本。ヤスパース独自の鍵語があるので理解が難しいところもたくさんあるけれど、それでも魅力的な言葉が一杯。「人間は生成したものでありながらしかしまた永遠的なもの」p33とか「哲学することにおいては、著作を完成させることはいずれにせよ仮象である。本当はいかなる著作も完成させられてはいないのであって、内的な矛盾、断絶、未解決な側面、終わりまで思索されていない事柄などが完成を妨げ、徹底して研究する者には顕わになってくるのである」P139とか凄くない?2025/03/05

いとう・しんご

2
ハイデガーに続いてヤスパースも読もうとて図書館の棚から借りてきた。「死者たちを故郷としている者が、もっとも生き生きとした者であり、死者たちを忘却する者は、貧しい生を持つようになるのである。」p95、「それゆえ、己の本質全体を賭けることなく、単なる悟性だけによって哲学史を了解し探求しようという要求には、根本的な誤りが含まれている」p183みたいな魅力的な言葉が随所にある。ヤスパースをいろいろと読んでみよう。2021/09/20

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