古典の挑戦―古代ギリシア・ローマ研究ナビ

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  • サイズ キク判/ページ数 592p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862853363
  • NDC分類 231
  • Cコード C3098

内容説明

本書は、オックスフォード大学やケンブリッジ大学で古典学の教育を受け、国際的に第一線で活躍する研究者が、日本人の夏期短期留学生に向けて行う西洋古典学への招待である。古典の最前線の問題に、それぞれ独特の発想と語り口で斬り込み、聴衆を魅了する。第1部「記憶と再現」は、古代ギリシアが影響を受け、近年進展の目覚ましい近東文学を紹介した後、ホメロス、悲劇、喜劇、ラテン詩文など基本的テーマを丁寧に説明する。さらに現在注目される合唱隊の存在をも論じる。第2部「素材と受容」では、20世紀に急速に発展したパピルス研究や、壺絵、神話、文献学など最先端の業績を踏まえて解説し、また日本のギリシア古典劇およびイソップ寓話の受容を見ていく。第3部「思想と人間」は、哲学、弁論術、歴史、宗教、法などヘレニズム文化の中核的テーマを説明し、ギリシア人とは何かを論じる。ギリシア・ローマの法と裁判は、近代の政治・法制度を理解する上でも必須の教養である。内外の執筆陣による本書は、ますます高まる国際共同研究の成果としても有益な示唆を提供する。人文学の基礎である西洋古典学の森に学習者を導く最良の道案内。

目次

第1部 記憶と再現(ギリシアは東からやって来た?;ホメロスを読むことのむずかしさ;踊る合唱隊 ほか)
第2部 素材と受容(古典ができるまで―テクスト批判;蘇るパピルス;壺絵は語る ほか)
第3部 思想と人間(哲学がうまれる;よく語ること;歴史を創ること ほか)

著者等紹介

葛西康徳[カッサイヤスノリ]
1955年生まれ。Ph.D.東京大学文学部教授

カッツァート,ヴァネッサ[カッツァート,ヴァネッサ] [Cazzato,Vanessa]
1977年生まれ。D.Phil.社会科学高等研究院(フランス)古代人類学・古代史センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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jntdsn13

1
西洋古典学の最新トピックを論じた20の論文(外国の著者のものを含む)を集めた論文集。もともと納富先生の「哲学がうまれる」とローマ法論の論文だけつまみ食いするつもりだったが、ホメロス(の実在)問題、テクスト学、interpretatio(≠transfer)としてなされた翻訳、踊るコーラス、能とギリシャ演劇の共通性、古代の裁判、そして第三者の評価と連動する中動態論(「妥協するギリシア人」)と実に面白い論文ばかりで厚い本なのに結局通読してしまった。註も基礎的な点が充実しており、初学者にも是非とも読んでほしい。2021/10/14

ヨシツネ

0
ヘロドトスの神統記が中東の系譜かどうかも確実でないというのは素直に驚き 裏切る酌人(ヒッタイトとかと英雄の女介助(ヘロドトス)でテーマが違うというのはそれはそうだしどこまで影響しているか、口承と作文の境が焦点なのもいい ホメロスに至っては戦闘描写の迫力が違うから近隣の作品としてはおかしいから詩人の有機的集合体というのはよく言われているから安心2021/07/12

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