出版社内容情報
ペリーの黒船来航以来、外国のプレッシャーを浴びる日本において、その時代の常識や江戸幕府体制を自らの行動で打ち壊していった吉田松陰。わずか30年にも満たない短い人生で松陰は、狂人といわれるほどの全力で日本人のためにその志を貫き通し、多くの改革者(維新の志士)を育てていきました。その松陰が遺した数々の言葉を、原文・大意・解説で収録したのが本書。今も、経営者、トップアスリート、著名人などから愛される天才思想家・吉田松陰の言葉は、大いなる知恵と逆境に屈しない勇気を与えてくれるはず。「諸君、狂いたまえ」のほか、シンプルで、力強く、そして優しさにあふれた言葉は、困難にぶつかったとき、自信を失いそうなとき、プレッシャーに押し潰されそうなときなど、そんな状況を打破する勇気と力を与え、日本を生きる私たちに圧倒的に響きます。
内容説明
幕末の志士たちを熱狂させた不屈の精神。今の日本人に本当に大切な80の言葉。およそ160年前に遺された珠玉の名言を超訳。
目次
第1章 至誠、志を全身全霊で貫けば動かないものはない(志をしっかり立てれば、できないことなど何もない;失敗の一つや二つ、気にしないでいい。大きく構えよ ほか)
第2章 いかなるものにも屈しない精神を(人生で大切なのは長さではなく、何を成したのかだ;試練に打ち克ち日々鍛錬することで人は本物になる ほか)
第3章 常識にとらわれてはいけない。諸君、狂いたまえ(まずは自分の思いと情熱である;人情は愚直を貴ぶ ほか)
第4章 志気を高めるためにも大いに学ぶべき(学問は自分を磨き成長させるためにする;二十代は死にもの狂いで勉強と仕事に励め ほか)
第5章 徳を積み、人に交わり、人を生かしていこう(不退転の人は最後に勝つ;本物のリーダーに必要なもの ほか)
著者等紹介
遠越段[トオゴシダン]
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。