双葉文庫<br> 珈琲屋の人々―ちっぽけな恋

個数:
電子版価格
¥583
  • 電子版あり

双葉文庫
珈琲屋の人々―ちっぽけな恋

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年01月16日 13時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575517835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

あることで人を殺した喫茶店『珈琲屋』の主人・行介。行介の幼馴染で、かつて恋人だった冬子。ふたりの、互いを大切に思う気持ちを軸に、東京のちいさな商店街に暮らす人々を描いた連作短編集。連続テレビドラマ化もされ、多くの支持を集めた『珈琲屋の人々』続編。この物語を読み終えると、きっと熱いコーヒーが飲みたくなる…。

著者等紹介

池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。グラフィックデザイナー、コピーライターを経て、98年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷう蔵

82
「ちっぽけ」ってどんな尺度なのか?恋や夢や悩み事や…。ちっぽけって言うが、本人が言うそれはけしてちっぽけではないのだ。見栄があったり、謙遜があったり、相手への思いやりがあったり、誤魔化しであったり…。本人にしてみれば、他人が言うちっぽけとは正反対、実は大いに想い、悩み、苦しみ、葛藤し、絞り出した結論だったりする。過ぎてしまい、後から思えばちっぽけだったということもあるだろうけれど、その事柄と対峙してる当時はそんな小さい事に不思議と一所懸命になれる、命をも掛けられる(と思っちゃってる)自分がいるんだよね。2018/06/27

あつひめ

72
どんな理由であれ人の命を奪ったことを心に刻み日々を生きている喫茶店主行介。でも、人はなぜ、いつまでも平穏な暮らしをさせないのだろう…と私は思ってしまった。その手が人を殺した手ですか?多くの人は、自分たちと違う行いをした人をいつまでも色眼鏡で見てしまうのか?そして、商店街の人たちは行介の優しさに甘えて生きている…ように見えてしまった。これが現実のことなら更生を妨げる行いのような気がしてしまう。小説に本気になってどうするんだ?と言われそうだが、行介の人柄が気に入っただけにモヤモヤする。2016/03/11

ひさか

69
小説推理2011年4,5月号:特等席、7,8月号:左手の夢、10,11月号:大人の言い分、2012年1,2月号:ちっぽけな恋、4,5月号:崩れた豆腐、7,8月号:はみだし純情、10,11月号:指定席、の7つの連作短編を2013年5月双葉社刊。シリーズ2作目。2015年5月双葉文庫化。殺人で服役した過去を持つ主人公という設定部分が重いが、それは、事情を知る誰もが、一目置くという意味が強く、主人公を取り巻く人々との人情話。コミカル色も感じられ、楽しく読めました。2021/05/09

Yunemo

69
7人の人間ドラマ、それぞれに悩み苦しむ気持ちを主人公行介が理解を示し、解決に向けて静かにサゼッション。一つ一つの言葉が胸に染み入ります。同じ場所に居続けると心も曇る、流れない水が濁るように。自身の気持ちにさざ波が立ちます、確かに。何につけてもそうだが、世の中、自分一人が生きているわけじゃない。改めて言われなくても、でも言われないと気付かない自身がいます。やっぱり生き方難しい。それにしても、「人殺しの手」、このフレーズが多すぎて、ちょっと鼻につきます。単なる人情ものではないドラマ、ここが惹かれる所以。2015/06/07

まさきち

64
商店街にある古びた喫茶店・珈琲屋を舞台にした温かいお話を集めた短編集。今回は特に分け合って人を殺めてしまった店主・行助の手を中心に展開されていたとの印象が強く、読み進めるにしたがってそこまで自分を追い詰めないでと声をかけたくなってしまう気分でした。そしてラストの事件の後、行助と幼馴染の冬子の関係がどうなっていくのかが気になってしまい、ぜひとも続編を早く手にしたいと思っております。2015/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9726592
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。