内容説明
アマゾンが市場を喰らう前に。すべての常識、ルール、習慣を疑え、新しい価値はそこから生まれる。
目次
第1章 アマゾンvsZOZO
第2章 ユニクロvsGAP
第3章 米国ファッション業界のいま
第4章 変われない日本企業
第5章 パラダイムシフト前夜
第6章 アパレルの生き残る道
著者等紹介
たかぎこういち[タカギコウイチ]
高木浩一。タカギ&アソシエイツ代表。スタイルアドバイザー。1952年、大阪生まれ。奈良県立大学中退。大阪で服飾雑貨卸業を起業。22歳で単身渡欧後、香港に渡り、現地で実績を積む。1998年、現フォリフォリジャパングループとの合弁会社取締役に就任。米国の有名ファッション展示会「d&a」の日本窓口なども務めた。2013年にファッションビジネスのコンサルティング会社「タカギ&アソシエイツ」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
25
Amazonの商品企画力。。凄まじい2019/08/13
Naota_t
4
#2052/★3.5/タイトルの答えは「このまま変わらなければ死ぬ」だろう。本書は日本のアパレルの過去・現状を正く俯瞰できている。様々な課題が挙げられているが、要は、時代が変わっても環境に対応していない、前年踏襲、旧態依然の考え方とモデル(委託販売、新卒採用、終身雇用、年子序列など)が原因だろう。特にアパレル業界が衰退している理由はそこにある。正しい危機感を持ち、消費者の需要を察知し、迅速果敢に実行しなければならない。そのために、アパレル教育の一環として、IT知識、お金の知識が必要である提案は頷ける。2024/01/15
gokuri
2
著者は業界に身を置くアドバイザーであり、2000年以降の業界の縮小の流れを分析している。ITに関する記述は少ないものの、いくつかの新しい取り組みを紹介するなど、アパレルに携わる若者に対して真摯なメッセージを送っているよに感じる。ものづくり、さらなるパーソナル化、アジアへの発展などがキーワードかもしれない。2021/08/16
Sanchai
2
情報としては最新。早めに読むことは薦めるが、業界のトレンドや問題点の指摘は、2017年に出た『誰がアパレルを殺すのか』の頃からほとんど変わっていないのだなというのがわかった。もっと言えば、日本のアパレル・ファッション業界が狭い日本国内市場だけで競争していて、世界に打って出る気概を欠いているという指摘も、2000年以前からなされている文献がある。変わらなきゃいけないのに変わることができないのはなぜなのか、そのあたりの考察もなく、問題点だけ指摘して頑張れというだけでは、業界は変われないのではないかと思う。2019/09/29
イフル
0
コロナ前の執筆という事で既に一時代前の内容の感、更にコロナで大きくパラダイムシフトが起こり既成のアパレル業界は瀕死の状態、この中でもしたたかに業績を伸ばす会社もあるのも確か、変われない自分の言い訳とするなかれ2020/10/31