エネルギーをめぐる旅―文明の歴史と私たちの未来

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エネルギーをめぐる旅―文明の歴史と私たちの未来

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862763099
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0040

出版社内容情報

資本主義、食料、気候変動…

「エネルギー」がわかるとこれからの世界が見えてくる!

火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。



・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ

・文明の技術的発展を支えたのは森林だった

・リサイクルをしていた古代キプロスの人々

・省エネ技術はエネルギー消費を増やす?

・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか

・110億人のための新しい豊かさの定義を探す

・自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶ

……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。



[第1部 量を追求する旅]

第1章 火のエネルギー

第2章 農耕のエネルギー

第3章 森林のエネルギー

第4章 産業革命とエネルギー

第5章 電気の利用

第6章 肥料とエネルギー

第7章 食料生産の工業化とエネルギー

[第2部 知を追究する旅――科学が解き明かしたエネルギーの姿]

第1章 エネルギーとは何者か

第2章 エネルギーの特性

第3章 エネルギーの流れが創り出すもの

第4章 理想のエネルギー源は何か

[第3部 心を探究する旅――ヒトの心とエネルギー]

第1章 火の精神性

第2章 エネルギーと経済

第3章 エネルギーと社会

[第4部 旅の目的地――エネルゲイアの復活]

第1章 取り組むべき問題

第2章 目指すべき未来

第3章 私たちにできること

内容説明

資本主義、食料、気候変動…“エネルギー”がわかるとこれからの世界が見えてくる。火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。

目次

第1部 量を追求する旅―エネルギーの視点から見た人類史(火のエネルギー;農耕のエネルギー;森林のエネルギー;産業革命とエネルギー;電気の利用;肥料とエネルギー;食料生産の工業化とエネルギー)
第2部 知を追究する旅―科学が解き明かしたエネルギーの姿(エネルギーとは何者か;エネルギーの特性;エネルギーの流れが創り出すもの;理想のエネルギー源は何か)
第3部 心を探究する旅―ヒトの心とエネルギー(火の精神性;エネルギーと経済;エネルギーと社会)
第4部 旅の目的地―エネルゲイアの復活(取り組むべき問題;目指すべき未来;私たちにできること)

著者等紹介

古舘恒介[フルタチコウスケ]
1994年3月慶應義塾大学理工学部応用化学科卒。同年4月日本石油(当時)に入社。リテール販売から石油探鉱まで、石油事業の上流から下流まで広範な事業に従事。エネルギー業界に職を得たことで、エネルギーと人類社会の関係に興味を持つようになる。以来サラリーマン生活を続けながら、なぜ人類はエネルギーを大量に消費するのか、そもそもエネルギーとは何なのかについて考えることをライフワークとしてきた。現在は、JX石油開発(株)で技術管理部長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

121
世評の高さを裏切らない素晴らしい本だと思う。エネルギーというものを、工学的な課題に留まらず、食料問題、人口問題、経済学、生物学、文明論、哲学にまで及ぶ幅広い視点から考察する豊かな旅を満喫した。歴史の中で、「ハーバー・ボッシュ法」と「熱力学の第二法則」が重要だとする著者の指摘に、全面的に共感する。更に、「地球を守ろう」などという空虚な言葉は「自分たち可愛さ」に過ぎないことを喝破して、「地球からすれば、人類が存在しようがしまいが、そんなことは知ったことではない」という感覚を持つ著者に、尊敬の念を一層深くする。2023/09/23

アキ

101
ギリシア神話で人類に火を与えたプロメテウスは岩山につながれた。それはゾロアスター教(拝火教)の聖地であるヤナル・ダグ(表紙写真)かもしれない。地球上で火が誕生するのは約4億年前。燃料は生物由来の有機化合物。つまり火は生命そのもの。人類の祖先が火を獲得したのは約150万年前であり、エネルギーと共に人類は繁栄した。経済成長が優先される資本主義は産業革命後ほんの200年程度で、その結果気候変動もコロナ禍もあるとすれば、今は地球環境を保護することが最優先である。そのため一人一人の節約への意識付けが大切である。良書2021/12/18

樋口佳之

59
日々降り注ぐ太陽エネルギーをそのまま活用することで人類が必要とするエネルギーの大半を供給することができるようになれば、それは第六次エネルギー革命と呼ぶべき大変革…人類史上初めて、エネルギー源となる資源の枯渇問題から完全に解放され、エネルギー面での自立、すなわちエネルギー・インディペンデンス…環境負荷を全く気にすることなく人類が好き勝手に使ってよいような完璧なエネルギー源など、そもそもこの世には存在しない/なるほどヒトだけが住んでる星では無いのだし、そうなっては悲しいだろうし。ご紹介に感謝。2022/02/08

白玉あずき

50
著者の「人類の叡智」と未来の人類社会に対する極めて楽観的な姿勢が印象的。義務教育で子供たちに教えたらよいのではないかと思う位わかりやすく、非常に大事な内容で良書。なのに読んだそばから忘れるので、返却後改めて購入しました。エントロピーについてこれ以上わかりやすい文章を読んだことはなかったし。「いかなる問題も、それが作り出されたときと同じ次元の考え方では解決することができない」それそれ!エネルギー問題の解決はどんな方向からやってくるのだろう。心配より、ちょっとワクワクさせてもらった。2022/01/11

アナクマ

40
石油業界にいる著者の哲学構築旅。9割進んだところで結論というか出発点。◉曰く「気候変動問題に解を与え、エネルギー資源枯渇問題とも折り合いのついた持続可能な社会を構築するために…人類社会を再び自然界のくびきのもとに一定程度回帰させていく」=太陽エネルギー(ただし一時的に大規模な土地占有が起こる)と、原子力エネルギー(ただし核融合)が選択肢だと(ただし需給量をバランスさせるための火力と貯蔵とICTも必要)◉さらに著者は、樹木の成長率で例説する。杉やヒノキは年に2%成長する。仮に銀行預金の金利が3%だとしたら→2022/12/03

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