内容説明
ある日、幸せな家族を悲劇が襲った―。世界トップクラスの病院で治療を受けた1歳半のジョージィが、医療事故で命を奪われたのだ。娘の死を受け入れられない母ソレル。病院との対立、夫婦の危機、苦悩と葛藤…絶望の底に沈んだ彼女だったが、同じ悲劇があまりにも多い現実を知り、医療の安全を目指して立ちあがる。改革に身を捧げる医師と看護師たち、思いをともにする無数の患者と家族たち。多くの協力者と出会い一歩ずつ進むなかでソレルが見いだしたものとは…。これは、一人の母親の喪失と再生の記録である。
目次
1 悲劇(緑色の屋根の家;悲鳴;国内最高の医療機関 ほか)
2 喪失から再生へ(埋葬;子供を亡くした夫婦;ジャックの願いごと ほか)
3 変化(ジョージィ・キング財団;動きだした活動;新しい命 ほか)
著者等紹介
キング,ソレル[キング,ソレル] [King,Sorrel]
ジョージィ・キング財団設立者、代表。4人の子どもを育てる専業主婦だったが医療事故で末娘ジョージィをなくす。その後、事故に対する和解金をもとに財団を設立し、医療の安全を推進するための活動をおこなっている。さまざまなツールならびにプログラムを開発。全米各地の病院に導入をすすめている。その功績が称えられ『ウーマンズ・デイ』誌の「2010年世界を変える50人の女性」に選ばれた
奥田昌子[オクダマサコ]
京都大学大学院医学研究科修了、京都大学博士(医学)。現在は内科医、医療専門学校講師として勤務のかたわら、医学文献、医学書の翻訳に従事。患者安全分野の論文、ガイドラインの翻訳多数
高山真由美[タカヤママユミ]
東京生まれ。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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