内容説明
「私たちは嫌われているの?」中国人に聞かれた。どう答えるべきか…世界経済フォーラムや国連で活躍するトップ・ファシリテーターが示す、「自分と世界の関わり方」。
目次
はじめに 世界で生きる力とは
1 直視する力
2 学ぶ力
3 連帯する力
4 助けあう力
まとめ 世界で生きる力を身につける20の方法
著者等紹介
ガーゾン,マーク[ガーゾン,マーク][Gerzon,Mark]
20年以上前に自身が設立したメディエーターズ財団の代表を務める著者は、グローバル・シティズンシップの分野を躍進させた多数のプロジェクトを立ちあげている。『ニューヨーク・タイムズ』に「民間における講演のエキスパート」と称賛され、国連や米下院、その他世界中の多岐にわたる企業や民間組織で、ファシリテーターおよびリーダーシップトレーナーとして国家、民族、思想の壁を超えた緊密な協力関係を育んできた。数多くの本を執筆し、世界中で講義を行い、リーダーシップ・ワークショップを実施している
松本裕[マツモトユウ]
1974年生まれ。米国オレゴン州立大学農学部卒。小学校時代の4年間を東アフリカのケニアで、大学卒業後の2年間を青年海外協力隊として西アフリカのセネガルで過ごす。帰国後より実務翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさどん
11
インタビューや経験したことを次々はさんであったり話がとんだりして読みにくさがあったけれど、筆者の言う世界観はとても大切だと思う。国を動かす人たちがこんな思いで動けたら、国々の結びつきはいい方向に向かうはずなのに。知識者やたくさんの事例や人に合うであろう指導者たちの中にさえ、凝り固まった考えから離れることができない人がいるのが不思議。みんなが地球人という概念を持って進まないと危ない所にきているはずなのに。先進国はエネルギーの縮小が一番でしょう。まず軍備から。2017/08/10
m!wa
1
宇宙飛行士の言う『宇宙から見た地球は、国境が見えない』って言葉に毎回感動してしまいます。日本人は、平和慣れしてるから、紛争とか戦争とかピンとこないよね。・グローバルに生きるには、世界中の人の考え方や宗教を理解して、世界で何が起こっているか気にすることが大事らしい。 日本人って、今や無宗教だし島国だし、何も考えようとしなければ、世界に通用しなくて当たり前なので、世界で生きるには、いろいろな努力が必要ね。言語の壁でかいね。2016/06/08
kei
1
なんかハウツーっぽいタイトルと副題だったけど、世界の「僕ら」について考える時の心構えがメインテーマ。所々に挿入される作者のレポートによって、読物としても上質。見るために目を開き、聴き、訊くために考え、つながるために手を開くってのが基本 2012/11/20
Ryo
1
みんながみんなこういう考え方ができるようになれば本当に戦争がなくなり貧困は減るんだろうなぁ。これからは本当に国境・宗教・人種を越え地球人として物事を考えるようにならないと現実問題いろいろ回らなくなって行くと再確認。2011/08/19
隣のトロロ
0
ハウツー本かと思いきやルポに近い本。グローバルな課題の最前線を経験したもの。結構、内容が深い本。2017/05/31