出版社内容情報
伊東豊雄が自らの作品を基に、これからの建築の在り方について書き下ろす!名著 『建築をめざして』(ル・コルビュジエ) の21世紀版ともいえる傑作!!「身体・自然・場所・歴史」という4つをキーワード に、20世紀建築の考え方を批判的視座から見直しつつ、マクロな視点も交えて新しい時代にふさわしい建築のあり方について、ヴィジョン、実践の両面で示していきます。
内容説明
私たちはいま、モダニズム建築を生み出した20世紀とは劇的に変化した環境を生きています。では、この21世紀にふさわしい建築とは?―本書では、建築家の伊東豊雄が、ル・コルビュジエとミースという20世紀を代表する2人の建築家の建築原理をやさしく説いたうえで、21世紀のアジアで生きる私たちの社会と環境にフィットした建築の方向性、あり方を提示します。
目次
序章 「建築=自然」という夢
第1章 20世紀建築の夢―ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ(コルの夢;ミースの夢 ほか)
第2章 近代主義建築の限界(コルとミースにみる近代主義思想;近代主義建築の限界 ほか)
第3章 アジアから発信する建築は可能か(アジア的なるもの;渦の力 ほか)
作品(台湾大学社会科学部図書館;みんなの森ぎふメディアコスモス ほか)
著者等紹介
伊東豊雄[イトウトヨオ]
1941年生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。日本建築学会賞(作品賞、大賞)、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞、UIAゴールドメダルなど受賞。東日本大震災後、復興活動に精力的に取り組む中で仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、2017年7月までに16軒完成。2016年の熊本地震に際しては、くまもとアートポリスのコミッショナーとして「みんなの家」のある仮設住宅づくりを進め、各地に計90棟余りが整備され、つくられ続けている。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場としてさまざまな活動を行っている。また、自身のミュージアムが建つ愛媛県今治市大三島においては、2012年より塾生有志や地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nobi
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インテリ金ちゃん
あつもり