Series on the move<br> ダーク・スター・サファリ―カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅

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Series on the move
ダーク・スター・サファリ―カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 691p
  • 商品コード 9784862760685
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

内容説明

ハイエナ、象牙の密輸、ゴミ溜め、酷使されるロバ、丸石敷きの路地にある剥き出しの汚水溝、薄暗い小屋へ客を誘いこむ暗い目をした女…セローがアフリカで見出した、西洋近代とは異なる「世界のあり方」とは。

目次

逃避
世界の母―エジプト
ナイル川を行ったり来たり―エジプト
オムドゥルマンのダルウィーシュ―スーダン
ヌビアへのウサマ・ロード―スーダン
ジブチ鉄道でハラールへ―エチオピア
アフリカでいちばん長い道―エチオピア
強盗街道を行く―ケニア
リフト・ヴァレーの日々―ケニア~ウガンダ
コウモリ谷の旧友たち―ウガンダ〔ほか〕

著者等紹介

セロー,ポール[セロー,ポール][Theroux,Paul]
1941年4月10日、アメリカ合衆国マサチューセッツ州メドフォード生まれ。1963年、大学を卒業。平和部隊の訓練を受けたのち、イタリアのウルビノ大学でしばらく講師を勤め、その後マラウイへ赴く。マラウイでは教師として、ウガンダではマケレレ大学の講師として勤めた。1968年、シンガポール大学へ移り、3年間英語を教えた。この時期に短篇小説と新聞雑誌の記事のほか、Fong and the IndiansやGirls at play、Jungle Loversなど多数の長篇小説を書く

北田絵里子[キタダエリコ]
大阪府生まれ。関西学院大学文学部フランス文学科卒。英米文学翻訳家

下村純子[シモムラジュンコ]
岐阜県生まれ。南山大学外国語学部英米科卒。損害保険会社勤務を経て、翻訳の道へ進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中

26
アフリカを駆け巡った長編記。絶望国家が連なっている。読んでいる最中に表題の本意をのみ込んだ。この大陸は地球と違う危険な「暗黒星(ダークスター)」だ。仕事がない、道路がない、廃れた町、内戦と紛争と破壊、10代からセックスまみれらしい、窃盗と物乞い、汚職政治家、見捨てられた民と悲嘆が集積した社会。海外援助団体の活動が実を結ばないのはその理念そのものにあるとはなんとも皮肉だ。観光客が享楽するサファリツアーは架空の楽園。アフリカのカオスを知り関心がわき起こってしまった。著者の大切な鞄を盗まれたのは気の毒だった。 2020/12/25

Shin

15
ステイホームのお盆休みにのんびりと読む。全てが〈横溢〉したアフリカ旅行記、であると同時に近現代史でもあり、比較人類学でもあり、国際政治学でもあり、文学批評でもある。アフリカ奥地のありとあらゆる種類の人々との対話もあり、ページを捲るごとに不規則に現れる彼らとの出会いと別れは、一見無秩序であるようでいて、何かひとつの重層低音—アフリカであることの恍惚と哀愁―によってひとつの物語として束ねられているように思われる。登場する全ての人にも物語があり、作者自身の物語と時を超えて錯綜する様は、これぞ人生という趣もある。2021/08/15

taku

14
東アフリカを縦断、ずっしりと旅を読ませてくれる。人々との出会いを大切にしているところがよく、他に読んだアフリカ紀行本とはまた違った視点を得られる。各地の状況や著者自身の感性には複雑な気分にもさせられるが。見て感じたことを記録するだけに留まらず自己の内面にも結び付けていき、当時の国々を鋭く捉えている。一筋縄ではいかず、ある面でどうしようもなく、しかし惹き付けるものがある。それがこの大陸なのかもしれない。お気に入りさんの感想で知った本、読み応えたっぷりでした。2021/02/10

mikarin

14
村上春樹の期間限定サイトで「この本を読んで同じ行程の旅をした」という人がいて興味をもった本。プロフィールを読むと他にも色んな旅行記を出しているので読んてみたい。でもどれも長いらしい。この本もとても長かったデス…。カイロからケープタウンまで。歴史もまじえつつ様々なアフリカを描き出してくれます。もちろんあえて危ない旅をしているので危険で不潔で暴力的な部分が多いけど。2001年の旅なので今はまた状況が違っているのだと思いますが、全然知らなかったことを知ることが出来た貴重な読書体験でした。2015/07/07

kanaoka 57

7
かつて「月が出ると全アフリカが躍る」あいだは、アフリカの近代化は完成しないと言われたが、まさに人々の生の短さ、西欧時間概念とは異質な時間感覚そのものが、アフリカにおける西欧的発展を阻害しているのだろう。西欧的経済・文化価値、さらに政治的思惑がまとわりつく人道支援、それらはアフリカに何ら本質的な変化をもたらさず、ただ破滅をもたらした。アフリカに変化を起こせるのはアフリカ人だけと著者はいう。アフリカはこれからもアフリカであり続けるのだろう。2015/10/16

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