内容説明
『ニーベルンゲンの歌』の激越な特異性とその社会的位置を照射する続篇『哀歌』。待望の本邦初訳。世界記憶遺産の写本「ニーベルンゲン物語」は、本来、『ニーベルンゲンの歌』(3/4)と『ニーベルンゲンの哀歌』(1/4)から成っている。本書は『ニーベルンゲンの哀歌』を完訳し、詳細な訳注と解説を付す。
目次
プロローグ 歌い起こしの弁
本編1 『ニーベルンゲンの歌』の出来事の語り直し
本編2 『ニーベルンゲンの歌』の出来事の後の展開
本編3 使者派遣とディエトリーヒらの旅立ち
エピローグ 記録のこと
追記 エッツェル王の行方
著者等紹介
岡〓忠弘[オカザキタダヒロ]
1938年鹿児島県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程中退。言語学専攻。広島大学名誉教授。職歴:近畿大学、北海道大学、広島大学。1976年フンボルト財団奨学生としてハイデルベルク大学留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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