ちくま新書<br> ルポ 女性用風俗

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ちくま新書
ルポ 女性用風俗

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074737
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「買う女」たち、「買われる男」たち、そして店の経営者への取材を通して、多種多様な欲望や風俗に通う動機、社会的背景を探る。巻末に宮台真司との対談を附す。

内容説明

女性の社会進出が進む中、男女ともに未婚率が上がり、性交未経験の割合も増加している。そして女性たちの性のありようも多様化している。「30歳になって処女は重かった」と語る女性会社員、DVに悩みセックスレスの既婚女性、SMに魅了される女性、ストリップに号泣する若い女性たち。利用する女性たちだけでなく、サービスを提供する店や人々への取材を通して、性に対する多種多様な欲望や風俗に通う動機を探り、女性たちが求めているもの、そして手にしたものは何だったのかを探る。

目次

まえがき 買う女たちの背景に何があるのか
第1章 処女と女性用風俗
第2章 妻として母としての人生では満たされない欲望
第3章 女風を提供する人々の思い
第4章 セラピストたちの思い
巻末対談 「同じ世界に入る」ことの享楽(宮台真司;菅野久美子)

著者等紹介

菅野久美子[カンノクミコ]
性と死をみつめるノンフィクション作家。1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

33
巻末の対談で、宮台さんがおっしゃっている「性教育の不全」はとても大きな問題です。これに関しては「あの宗教団体」の差し金であったと、最近報道されています。それによって「知るべき知識」を知らないまま大人になってしまう人を増やしたというのは、とても酷いことだと思います。そして、菅野さんが言っていた”女風に女性たちが乗り出していった理由のかなりの部分を占めるのは、実社会に「まともな男がいない」こと”というのもねぇ。こんな日本に誰がした?という疑問は、益々大きくなっています。2022/09/19

akihiko810/アカウント移行中

25
女性用風俗・通称「女風」周りの人々のルポ。印象度A  宮台が巻末対談してる、というので読んだが、かなり面白かった。 たかが風俗行くのに、女性だと「物語(言い訳」が必要なんだなー、とも思うが、女風利用者は、性欲というよりもまず「寂しさ」が理由で利用するのだという。なので、結構「実存的」な動機がみえて面白かった。女風発達の裏側にあるのは、リアル男性の劣化が原因で、女が男に(幸せにしてくれるという)期待をもてなくなったからだという。パパ活ブームの根っこと同じだと宮台は言う2022/08/26

Nobu A

16
菅野久美子著書初読。22年刊行。職に貴賤はなく未知の世界を覗けるのは貴重な社会勉強。自ら足を運んで情報を提供してくれるルポライターには頭が下がる。流れるような筆致で読み易い。他方、美辞麗句的修飾語が多く取り繕っているような箇所複数。例えば「子育て中のシングルマザーが月一長時間デート」「夫が非業の死を遂げ女性用風俗店を立ち上げた女性」等、文面読む限りでは整合性が疑問。加えてSMは「嘘のない世界」「美しき獣たちが集う愛の園」って何なの?ルポルタージュは客観性が要。巻末の宮台真司との対談は感興を唆られる。2024/02/12

まゆまゆ

14
女性用風俗がネットの普及や低価格化によって流行の兆しを見せている。ホストクラブに通う風俗嬢やキャバクラ嬢ではない普通の女性が利用する背景を探るルポ。男性の性欲発散とは違い、女性は寂しさを埋めるための延長に性欲がある、といった感じかな。相手のことはセラピストと呼ぶらしく、利用者同士で繋がりができるところも男性とは違う(笑)宮台先生の性愛教育論も参考になる。2022/07/05

かんがく

12
単純に知らない世界についてのルポなので面白かったのと、背景にあるDVなどの夫婦関係の問題が興味深かったのは良いが、女性用風俗を良いものとして描きすぎている点はやや気になる。(ホストとの対比構造が単純化しすぎ?)後、宮台真司との巻末対談はフワフワしていて入ってこなかった。2023/01/13

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