内容説明
親の愛というのは盲点なのだ。だれだって、親は子どもを愛していると思いたい。子が、親が自分のことを愛していないと気づくのはむずかしい。親も、自分が子どもを愛していないことに気づかない。愛し方を知らない人が多いのだ。
目次
1 「生きていける人間」になる(さくらちゃんのこと;さくらちゃんと私;子どもを育てるということ;「生きていける人間」になる)
2 自分を愛せない人たち(「ほめて」ほしがる人たち;「自爆したい!」と言う子ども;「正義」の仮面をかぶってやってくるもの;罪悪感の正体と楽しめない人たち)
3 愛せなくなる子どもたち―すべての不幸のはじまり(感じる力をとりもどす;自由になることと幸福の関係;不幸な母親の不幸な子ども;愛するということ)
4 否定の構造―どうして愛せなくなるのか(不安と恐れと依存しあう関係;怒りの感情と支配・被支配の関係;不幸だから不幸、幸せだから幸せ)
5 愛こそすべて―私たちはどうすればよいのか(権威からの解放と自由の価値;愛こそすべて;私たちはどうすればよいのか;それでも自分に「YES」と言う)
著者等紹介
塩瀬晶子[シオセアキコ]
法政大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学。現在、学習塾で国語・作文指導にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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