内容説明
本書は戦前の小津映画を知っていただくための入門書です。それを念頭において小津に関連した監督や俳優にも触れ、当時の出来事や事柄にも言及しました。
目次
第1部 『東京の合唱』(映画の封切りまで;『東京の合唱』のプロローグ;岡島家の日常生活;出勤前の光景;会社でのドタバタ・コメディー;失業の打ち明け;長女の入院;先生は洋食屋の亭主に;インテリのビラ配り;岡島家の再生;映画タイトルの謎)
第2部 『生れてはみたけれど‐大人の見る絵本』(公開までに、ひと山もふた山もありまして;郊外への引越し;父親と一緒の登校;不登校の兄弟;学校での喧嘩;良一がガキ大将に;映写会;父親への反逆;お辞儀の容認;映画を撮り終えてはみたけれど)
著者等紹介
高橋行徳[タカハシユキノリ]
1947年兵庫県生まれ。77年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2016年3月まで日本女子大学文化学科で教鞭をとる。現在、日本女子大学名誉教授。『タウリスのイフィゲーニエ』試論で、日本ゲーテ協会会長賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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