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出版社内容情報
イルマ・ラクーザ[イルマラクーザ]
著・文・その他
[]
翻訳
著者等紹介
ラクーザ,イルマ[ラクーザ,イルマ] [Rakusa,Ilma]
1946年チェコスロヴァキア(現在はスロヴァキア領)リマフスカー・ソボタ生まれ。作家、翻訳者、文学研究者、文芸批評家として活躍。シャミッソー賞、ベルリン文学賞などを受賞。チューリヒに在住
新本史斉[ニイモトフミナリ]
1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。津田塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
60
多言語作家。 幼少時の思い出や青年時代の日々。言葉で描かれる色彩が美しく感じる。良く細かく覚えているな。スイス在住でドイツ語で書きますが、彼女にとっては4つ目の言葉。 ヨーロッパ的。 多和田葉子氏解説。2024/02/03
風に吹かれて
16
自分がどういう世界にいて、世界はどういうものなのか。それを捉えるには自分で自分が生きている世界の地図を描くことが有効なのかもしれない。 著者の記憶の凄さは、メモやリストを厭わずに残すことを幼い頃に覚えたからなのだろうと思う。家族でドライブをしようものなら通り過ぎる街の名をメモする。メモができるようにもっとゆっくり車を走らせるように幼少の著者は父にねだったりもする。⇒2021/08/07
ホン
5
詩的陶酔とまでいかないが語り口調が軽やかでついついもっと先へと読んでしまう。東ヨーロッパを主に転々と歩んだ軌跡を描いた自伝であるが 誰もが毎日感じるような何気ないことでも読者を惹きつけるようだ。そんな表現に魅力を感じる。2018/04/21