内容説明
教育再生への道を探る。ゆとり教育を見直し学力重視の教育改革に舵をきる日本。だが高度成長期とは社会も自我のあり方も大きく変容している現状を鋭く分析・検証する著者は、豊富な実例をあげながら、自然や地域共同体とのつながりをとりもどす教育こそが重要と説く。
目次
第1章 学力重視の教育改革の危うさ
第2章 「見えない学力」の問題
第3章 「生きる力」
第4章 「生きる力」の育成をめぐる論点
第5章 近代の果てに
第6章 着陸する学び―自然の意味と開かれた“私”への道
第7章 着陸する学び―社会を砕く学びから社会を創る学びへ
第8章 目指すべき社会像の転換
第9章 自然と共同体へ着陸する学びのために―教育の内容・手法と制度の再構築
第10章 結び―懐かしい未来へ
著者等紹介
荻原彰[オギハラアキラ]
1960年長野県生まれ。1984年筑波大学大学院教育研究科修士課程修了、長野県立高等学校教諭(2004年3月まで)。1999年上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。2004年三重大学教育学部助教授。2005年兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科より博士(学校教育学)授与。2008年より三重大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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