内容説明
心臓病や糖尿病などの成人病の原因は、生活習慣や遺伝だけではない。これまでの常識を根底から覆すバーカー説「成人病胎児期発症説」とは…。英国医学会環境疫学の権威が人類の未来に警鐘を鳴らす、現代人必読の書。
目次
第1部 成人病は胎児期に起こる(心臓病は生まれる前から始まっている;生涯変わらない体内システムは子宮のなかで形成される;胎児期・乳児期の環境が身体の構造を決定する;「小さく生んで大きく育てる」は間違っているのか;妊娠女性の食生活の重要性)
第2部 生まれてくる子どもに健康な人生を約束するために(バランスのとれた食事とは;女性の食生活の実態;子どもの成長のしかたと病気の関係;離乳と子どもの肥満;人生のベストスタートは胎内から)
著者等紹介
バーカー,デイヴィッド[バーカー,デイヴィッド][Barker,David]
英国サウザンプトン大学医学部教授、英国医学研究者会議(MRC)環境疫学部門ディレクター。1980年代より「成人病胎児期発症説」を唱える
福岡秀興[フクオカヒデオキ]
兵庫県出身。医学博士。東京大学大学院医学系研究科発達医科学助教授。米国内分泌学会・骨代謝学会正会員。日本内分泌学会代議員。産婦人科生殖内分泌学の視点より、妊娠中や思春期の女性の骨代謝の研究を行なっている。第6次、第7次日本人の栄養所要量の策定委員
藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒
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