内容説明
ベッカーの著作と彼と同時代の啓蒙論・社会現象からVolkの概念とその社会的・文化的機能の変化を明らかにする。
目次
第1部 民衆啓蒙運動の発端―“啓蒙とは何か”(プロイセン・アカデミー懸賞論文;「ベルリン水曜会」での議論 ほか)
第2部 民衆啓蒙運動の実践―R・Z・ベッカーの出版活動(『農民啓蒙試論』(一七八五年)
『農民のための救難便覧』(一七八八年) ほか)
第3部 民衆啓蒙運動とロマン主義―Volkの文学をめぐって(『救難便覧』の民衆文学研究における位置づけ;J・ゲレス『ドイツ民衆本集』(一八〇七年) ほか)
著者等紹介
田口武史[タグチタケフミ]
1972年大分県に生まれる。2004年九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。2011年博士(文学)。松山大学を経て、長崎外国語大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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