境界としてのテクスト―カフカ・物語・言説

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862654403
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C1098

内容説明

物語のテクストから同時代のコンテクストへ。たえず生動するカフカ論の地平。

目次

1 物語/読者(カフカのリアリズム;予定された不調和―『城』における登場人物の発話;物語の臨界―短篇集『田舎医者』の世界;物語と幻想性―『監察』から『判決』へ)
2 歴史/受容(歴史への回帰―アンダーソン『カフカの衣装』への覚え書き;メディアの多声法―フリンタ/ルカスのカフカ写真集を読む;展示された文学史―“プラハのドイツ語文学”とそのベルリン展)
3 境界/言説(多言語都市と境界的アイデンティティ―カフカの言語生活と意識;地域と民族のあいだ―ボヘミアにおけるドイツ文学史・民俗誌の射程)

著者等紹介

三谷研爾[ミタニケンジ]
1961年京都生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。専門はドイツ・オーストリア文学、中欧文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

9
カフカ論。冒頭からの『城』の語りのアスペクトをめぐる読解に圧倒される。なるほど、「私」からの視点のみで描かれた近視眼的な世界が、絶えず他者との会話によって揺り動かされるから、あの物語はあんなに奇妙なのか。ドイツ文学(あるいは東欧文学)とは、言葉の選択に関わる文学。各人種の人口比などのデータを分析しつつの、プラハでのドイツ文学って切り口などは新鮮。カフカをもう一度ちゃんと読みたいと思った。2014/09/22

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