内容説明
18世紀後半のロシアで絶大な権力をふるったエカチェリーナ二世がおびえた、ピョートル一世の血をひく皇女の影。不思議なカリスマ性を持った女僭称者が、ヨーロッパの政治闘争にも関連し、悲劇の最期にいたる様子をドラマチックに描く。
目次
ペテルブルグ一七七五年五月
モスクワ一七四二年十一月
ニュールンベルク一七六一年八月
ケルン一七七三年八月
パリ一七七三年九月
ヴェネチア一七七四年一月
フランクフルト一七七三年七月
ヴェネチア一七七四年二月
ミュンスター一七七四年三月
ヴェネチア一七七四年六月
ロンドン一七六五年八月
ドゥブローヴニク一七七四年六月
マンチェスター一七七三年一一月
リヴォルノ一七七四年九月
ワルシャワ一七七四年十月
ペテルブルグ一七七五年一月
著者等紹介
原求作[ハラキュウサク]
鎌倉市生まれ。東京外国語大学修士課程修了。上智大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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