内容説明
人間への深い洞察と共感、政治的反逆と挫折、後世の文学に決定的な影響を与え、現代でもなお圧倒的な存在感をもつビューヒナー。その全貌を、すべて新訳で贈る決定版。
目次
第1巻(ダントンの死;『ダントンの死』登場人物とその他の重要人物の紹介;レオーンスとレーナ;ヴォイツェク;レンツ;ビューヒナーと文学作品四篇の解題;政治的文書;作品資料)
第2巻(子供時代の詩作品;ギムナージウム時代の落書き;作文と演説;書簡;医学研究;ビューヒナーへの追憶;ドキュメント;年譜)
感想・レビュー
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tekesuta
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「レオーンスとレーナ」は文化がよくわからないせいもあってあまり笑うようなセリフはなかったなあ。「レンツ」とか「ヴォイツェク」における狂乱は激しくてドイツ的という感じがした。しかし、精神鑑定というのはいつの時代も満足ゆかないもんだということがわかる。ホフマンがシュモレンク事件の裁判官になったことがあって、精神鑑定で責任能力なしというのに、有罪にしたということだし、いろいろだわねぇ。 2012/09/21
べ
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ヴォイツェク1836執筆1879出版1913初演ミュンヘン 未完 奇しくも判決=宣言で途切れていてこれでもいいのでは ちょっと笑えて切り落とされる感じだけど モンタージュ的 台詞がうまい 暑いとか 歌 おまえは考えすぎ 貧乏 脇の采配2024/04/21
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- 癒やすのは、ひと