向田邦子『冬の運動会』を読む

向田邦子『冬の運動会』を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862652836
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0095

内容説明

向田邦子の魅力の秘密は?彼女の作品づくりの態度を探ることで、面白さと美事さにみち、私たちを引きつけてやまぬその世界を、初めて本格的に明らかにする。

目次

前書き 文学としてのシナリオ(向田邦子に対する誤解;シナリオは文学といえるのか)
第1部 『冬の運動会』の誕生まで(向田邦子の大病;ホームドラマからシリアスドラマへ;執筆のための交渉;二つの別れ)
第2部 『冬の運動会』の解釈(愛情を乞う菊男;向田邦子の食事;青春ドラマとしての『冬の運動会』;遼介の居場所;健吉の隠れ家;男たちを掌中に収めるあや子;葬儀でのバトル;別れと回帰)

著者等紹介

高橋行徳[タカハシユキノリ]
1947年兵庫県生まれ。1977年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、日本女子大学人間社会学部文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふくちゃん

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滑って転んで大分県と花瓶の件が印象に残っている、子供の頃再放送でみた作品。 著者は、シナリオは制作現場で可変が容易であるため、 その前の書き換えられていない段階のものを尊重すべきと している。 そうすると我々が目にすることができない世界に入ってしまう。 構成について様々な角度から触れられているが、基本は 同じものと違うものを対比させることだろう。 何かの四十三回忌の説明に、四十二年も経つと故人を知っている人は殆ど居なくなり云々とあった。新品同様の手触りが寂しい。♤2023/09/03

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