内容説明
激動の時代を生き抜いてきた作者の、故郷・大連の追憶と、異郷・日本の生活を詩に託す。
目次
1 『想大連(ツアンターレン)』より(私の川;絵葉書によせて ほか)
2 『想大連』より(挨拶状;軍鶏 ほか)
3 『ゆっくりさよなら』より(土蜘蛛;猪苗代湖畔にて ほか)
4 『一人芝居』より(雉;軍鶏 ほか)
5 新作より(五月;脳 この不思議なもの ほか)
著者等紹介
中原歓子[ナカハラカンコ]
本名、中原歓子(なかはらよしこ)。1918(大正7)年、韓国成歓に生まれ、翌年から大連に移る。大連弥生高女卒業後、東京保母伝習所に一年留学。1940(昭和15)年、結婚して北京に住み、1944(昭和19)年、夫応召のため大連に帰る。1947(昭和22)年、一男一女を連れ、小倉に引揚げる。1990(平成2)年、詩集『想大連』。1995(平成7)年、詩集『ゆっくりさよなら』。2002(平成14)年、詩集『一人芝居』。沙漠詩人集団会員、東京四季会員、とびうお同人、福岡県詩人会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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