出版社内容情報
本書では、なぜ技術的負債が生まれるのか、なぜレガシーコードが生まれるのかという背景から、レガシーコードに遭遇した場合に何から手を付ければいいのか、具体的にはどのようにレガシーコードを解消していけばいいのかを丁寧に解説します。
エンジニアとして数年経験を経て現在は執行役員CTOとして経営層に近い形で業務を行っている筆者が、エンジニア向けにヒト・モノ・カネを軸に、とりわけスタートアップの始まりがどのようになっているのか、どれくらいの資金感なのか、採用はどのように行われているのか、そしてプロダクト開発はどのように行われているのかなど、現実に会社経営で起こっている経営についてを噛み砕き、エンジニアの読者にも理解してもらえるように赤裸々に解説しています。
本書を通して,技術的負債およびレガシーコードが生まれる理由を理解してもらい、それを防ぐにはどうしたらよいか、そもそも防げなかったときはどのようにすればよいのかを理解していただくことを目指しています。
内容説明
レガシーコードを改善するために必要なことを解説!そもそもレガシーコードとは何か、なぜレガシーコードが生まれるのかという背景から、レガシーコードを解消するための準備や実際の方法について、PHPのコードをベースに紹介!
目次
01 なぜレガシーコードが生まれやすいのか(レガシーコードとは;レガシーコードが生まれる背景 ほか)
02 レガシーコードを改善するための道筋(プライオリティを付ける;経営的アプローチ ほか)
03 レガシーコードを読む力(レガシーコードを読むには多くのコードに触れる必要がある;どうやって多くのコードに触れるのか ほか)
04 レガシーコードを改善するための準備(資金と期間の準備;アプリケーションの把握 ほか)
05 レガシーコードを改善する(ドキュメントの重要性;チーム開発ができるようにする ほか)
著者等紹介
めもりー[メモリー]
1994年生まれ。大学の情報系学部でネットワーク・コンピューター工学を専攻するも、実務への関心が高まり、高校時代Webエンジニアとしてアルバイトをしていた会社にそのまま入社。その後、複数のベンチャー企業やスタートアップ企業、GameWithやBASEといった上場企業でソフトウェアエンジニアとしてサービス開発を担う。2020年4月に現職株式会社トラーナにエンジニア正社員1人目として入社。組織・プロダクト・オペレーションプロセスのエンジニアリングを担う。2022年1月に執行役員CTOに就任。同年4月時点でエンジニア2〇人ほどの組織を作り上げる。趣味では、OSS活動に勤しんだり、PHPでJVMを実装したり、PHP FFIを用いてNFCリーダーを実装したりしている。PHPカンファレンスやPHPerKaigiなどで「PHPにおける並列処理と非同期処理入門」や「PHPでJVMを実装してHello Worldを出力するまで」といった内容で登壇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。