内容説明
ここはお国の何百里―赤い夕陽に照らされた大地は忘れられた死者たちの墓標でもあった…亡くなった戦友たちへの人間性あふれる鎮魂歌。
目次
夕陽の郷愁(大連(ピンイン)
特急寝台列車で
ハルピン(哈爾濱)
北京(ペキン))
捕虜糞尿譚
著者等紹介
本多廣光[ホンダヒロミツ]
昭和17年12月(繰上げ卒業)、小田原商業学校卒業。昭和18年1月、大連汽船株式会社就職(大連へ渡航)。昭和19年11月、現地入隊関東軍国境守備隊第一国境守備隊第四地区駒井大隊へ入隊。昭和20年8月9日、ソ連軍と開戦、敗戦により20年9月15日ハバロフスク軍事捕虜収容所へ収容される。以後建築作業に従事。昭和24年8月、復員舞鶴へ上陸帰宅。昭和26年1月、横浜銀行へ就職。平成1年6月、同行退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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