内容説明
1932年、できたばかりの「満洲国」で、著者が植民者の子として生まれ育つころ、地つづきの上海で、魯迅は中国の文学者として力強く生きていた。
目次
一九三一年の魯迅―「我々の戦死者を記念する」
一九三二年の魯迅―眉を横たえて冷やかに対す千夫の指(旧詩「自嘲」より)
一九三三年の魯迅―筆名をとりかえとりかえ雑感文を書く
一九三四年の魯迅―「火・王道・監獄」のことなど
一九三五年の魯迅―このような時代に生きている
一九三六年の魯迅―「徐懋庸に答え、あわせて抗日統一戦線の問題について」
『シャンハイムーン』のこと
八〇歳、『両地書』を読む
著者等紹介
藤森節子[フジモリセツコ]
1932年、「満洲」鉄嶺生まれ。名古屋大学文学部で中国文学を専攻。同人誌「象」に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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