内容説明
『ごんぎつね』『蜘蛛の糸』『雨ニモマケズ』を題材にナレーションの名手が、具体的な読み方を徹底解説!
目次
読みはじめる前に(音読をすることの効果;音読をするポイント)
1章 ごんぎつね(『ごんぎつね』を読む;『ごんぎつね』新美南吉)
2章 蜘蛛の糸(『蜘蛛の糸』を読む;『蜘蛛の糸』芥川龍之介)
3章 雨ニモマケズ(『雨ニモマケズ』を読む;『雨ニモマケズ』宮沢賢治)
著者等紹介
堀井美香[ホリイミカ]
TBSアナウンサー。1972年3月22日生まれ、秋田県出身。法政大学法学部を卒業、1995年にTBS入社。これまでTBS系列の番組で多くのナレーションを担当。同局のナレーターとして圧倒的な実績を持つ。現在はTBSアナウンサーによる朗読会『A’LOUNGE(エーラウンジ)』のプロデュースを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
84
分類809。TBSアナウンサーによる音読のコツを解説。題材「ごんぎつね」「蜘蛛の糸」「雨ニモマケズ」▽音読の効果①音読の「間」が普段の会話に生きてくる②音読で体感する「言葉」が自分を支えてくれる③音読の口のまわり「運動」で言葉をしっかりと発する▽音読をするポイント①発生のウォーミングアップ②聞いている人と場所をイメージする③第一声を大事に④頭の中で映像を映す⑤言葉を堪能する▽解釈は自由、自分の考え生き方が音読にでる。語りをするうえでも同様だと思い参考にします。なにより音読は楽しい。2021年発行2026/01/20
コットン
71
音読をすることの効果は初めに触れられていて、本文でも作品への思いや自分の考えが音読に反映し、音をどの様に扱うかのノウハウが学べる。読み方は一つじゃないという解釈も良い。アナウンサーの本ではあるが、人として作品を音読するときの文との真摯な向き合い方がすてきだ。それは、巻末のメモを見ると一目瞭然だ。2021/05/13
ニッポニア
42
言葉を喋るアナウンサーの凄みを見る、アクセント、高さ、豊かな日本語の表現を堪能する。以下メモ。音読の間が普段の会話に生きてくる、言葉が自分を支えてくれる。口周りの運動で言葉をしっかりと発する。第1声を大事にする。頭の中で映像を流す。ごんぎつねの最初の「ご」で何時間かレッスンできる。言葉をどこに着地させるか。シンプルにごんぎつねの展開や使ってある言葉、テンポがとんでもない。蜘蛛の糸の冒頭、ある日のことでございます。しかし、地獄と極楽との間は何万里となくございますから。まず文学作品として面白い名文。2025/12/28
さばずし2487398
31
音読テクというか作品に対する読解に近いだろうか。読書なら流す言葉も音読だと重要な伏線キーや心理、状況の変化として発声のスピードを変えたり語氣の強弱を調節したりする。そこ迄は一般の人でも注意するが、本書はそれが半音高いか低いか、最初の一語がどういう状況なのか、徹底した細かさが流石プロ。音読は言葉と自分との対話、時に格闘。紙に書いた物を音声という別の実体として自分を通し伝える時、いかに温度を感じさせるか。正に語感=五感。全身で言葉に氣を与える。自分の言葉もこれくらい注意したら他人への悪口は言えないのかも。2022/02/20
うずら
12
最後の堀井さんの書き込みのページ! 初めの一文を読んだだけで人を引き込むプロの仕事の凄さを垣間見た。2023/07/10




