万人のためのデザイン

個数:1
紙書籍版価格
¥2,420
  • 電子書籍

万人のためのデザイン

  • ISBN:9784861009853

ファイル: /

内容説明

本書は、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館で開催され11万人を動員した展覧会、《Beautiful Users - designing for people》の全てを収録した書籍です。本展および本書の目的は、「ユーザー(利用者)」を中心にしたアプローチをデザインに取り入れたデザイナーたちが駆使する幅広い手法の数々とその実践を紹介すること。工業デザインの父、ヘンリー・ドレイファスを起点に、ユーザーリサーチ、ハッキング、オープンソースやメイカーカルチャーに至るまで、過去半世紀にわたる「ユーザー中心設計」の進化、発展を物語るデザインプロジェクトを120点近く掲載しています。人と物、ユーザーとデザイナーの新しい関係を探求するなかで、これからのデザインの役割がわかる一冊。

目次

序章 設計(デザイン)の基準としての人体
第1章 万人のためのデザイン
第2章 「規格外」の人々のためのデザイン
第3章 ハンドル―人と製品の接点
第4章 モビリティ―移動のための補助器具
第5章 インターフェイス―人と製品の意思疎通
第6章 ユーザーの逆襲―オープンソースデザインとメイカームーブメント
第7章 ユーザー、デザインを語る。―デザイン用語解説集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

19
「一目でわかる」これ、本当に難しいなあ!研究者の様々な努力、真面目なのに吹き出してしまうほどおかしい「規格外な人たちのためのデザイン」、これは利用してみたい、けれども文化の違いに少々戸惑ってしまうナウンプロジェクト(https://thenounproject.com/)。 日本のデザインの美しさにうなったり、「ユニバーサル」という考えに不安を持ったり。なかなか考えさせられる本です。2018/01/23

izw

12
人間中心設計(HCD)を様々な観点から紹介している。使いやすさを追求したデザイン、それに至る過程も多数紹介されている。初めて見て感心したのが、レバー式フリーダムチェア(LFC)というレバーを両手で動かし車輪を回す車椅子。車輪を手で回すより楽で、未舗装道路や悪路でも使え、スピードも出るらしい。インフラが整備され、電動式が多くなっている日本ではあまり見られないが、世界では2000万人くらいの重要があるという。2015/09/28

えーてる

1
真面目な本の体裁をとっているけど、やっている内容がかなりぶっ飛んでいて、「ああこれっておふざけじゃなくてアートなんだろうな」と思うことで納得できた。2015/08/05

すみ坊

0
「ユーザ中心設計」の進化と発展。 細かな用語集付きで入門書的、たくさん付箋貼ってもうた。 当面、手元に置いて置く事が決定的な一冊になった。2015/08/03

Monty

0
読了📕普段生活をしていて見えているんだけど、見えてないものがたくさんある、という気付き。不便、理不尽、不足…『不』はなくせるはず2022/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9734592
  • ご注意事項