内容説明
未知なる生物たちとの遭遇。古生物学の“布教”書。ここまで明かされる、進化の不思議と謎。
目次
序章 私たちの身近にある古生物
第1章 歴史の中にあった古生物
第2章 覇権を握った古生物
第3章 進化を続けた古生物
第4章 ニュースで楽しむ古生物
第5章 古生物に親しむ
著者等紹介
加藤太一[カトウタイチ]
ミュージアムパーク茨城県自然博物館地学研究室学芸員。愛媛県生まれ。東京大学理学部地球惑星環境学科を卒業し、現在は博物館に勤務しながら、茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程に在籍中。茨城県内外の化石について調査研究を行いながら、博物館のイベントや展示を通し、社会への地質学・古生物学の普及に努めている
土屋健[ツチヤケン]
サイエンスライター。オフィスジオパレオント代表。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現職。『リアルサイズ古生物図鑑古生代編』(技術評論社)で、「埼玉県の高校図書館司書が選ぶイチオシ本2018」第1位などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ダミアン4号
43
よく考えると化石って“そのまんまの姿”(←潰れてない、欠けてない)で見つかる事が稀なんだから“真実の姿”がわかんないのは当たり前なんですよね…古くなればなる程その傾向が顕著になり…そりゃあ~た!どっちが頭でどっちが尻尾なんだかわかんなくたって仕方が無い!(笑)この手の本を読む度、更新される“古生物”の常識!昔習った事は今じゃ間違いだったのね(笑)今回、興味深かったのは伝説の生き物がもしかすると古生物の化石からっていう話!今だってありますもんね…変形した頭蓋骨を見て「宇宙人!」それを思うと昔の人を笑えません2019/09/06
みや
16
古生物学の雑学本。初めて知る情報を平易な文章で学べて楽しかった。考古学は人類の歴史を研究、古生物学は人類の文明の歴史が始まる前を研究する学問。同種の性差か別種かの見極め方の一つは個体数。翼の起源は愛のため。馬の蹄は中指。発見されたティラノサウルスは世界で50体ほど、その大半が全身の50%も残っていない。基礎中の基礎から「言われてみれば確かに気になる!」な疑問まで様々あって面白かった。世界各地の様々な伝説や怪異は古生物が元ネタの可能性があるという説が非常に気になる。その着眼は無かったから詳しく知りたい。2023/09/30
MASPY
14
古生物というと恐竜、翼竜、三葉虫、サーベルタイガー、アンモナイト、ナウマンゾウくらいしか知らない私でも十分に楽しめる内容でした。私が子供の頃の「常識」とはずいぶん違っていて(羽毛や羽の生えた恐竜など)、楽しく読みながら、古生物に関する新たな知識を得ることができました。2024/02/18
tokkun1002
13
2019年。最新。絵が最小限過ぎる、図解がないとつらいね。2019/07/18
三色かじ香
6
古生物は魚類から哺乳類そして無脊椎生物までさまざまで、範囲が広大であること、と、研究の手法はどの種でも類似していることを感じました。2021/08/04