内容説明
自身も元箱根駅伝ランナー!初の単行本。国民的行事、“箱根”を制するために何が必要なのか?箱根駅伝出場強豪校の名将たちが明かす、指導哲学&組織づくりの秘訣。9者9様のチーム戦略。
目次
第1章 箱根駅伝を制した最新マネジメント―日本体育大学/東洋大学/青山学院大学
第2章 トップを目指す組織のマネジメント―駒澤大学・大八木弘明監督/東海大学・両角速監督
第3章 “弱者が強者に勝つ”ためのチームマネジメント―亜細亜大学・岡田正裕監督(現・拓殖大学監督)/中央学院大学・川崎勇二監督
第4章 「チーム」と「個」を輝かせるマネジメント―拓殖大学・米重修一元監督/早稲田大学・渡辺康幸前監督(現・住友電工監督)
著者等紹介
酒井政人[サカイマサト]
スポーツライター。1977年、愛知県生まれ。「箱根」を目指して東京農業大学に進学。1年時に出雲駅伝5区、箱根駅伝10区出場(チームは総合8位)。2年時には日本インカレのハーフマラソンに出場した。故障で競技の夢をあきらめ、大学卒業後からライター活動を開始。現在は『Tarzan』『月刊陸上競技』『東洋経済オンライン』などに執筆中。ライター業のほかに、有限責任事業組合ゴールデンシューズの代表や、ランニングクラブ「Love Run Girls」のGMも務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
16
青山学院大学2連覇の後、見つけた本。ここ何年かの箱根駅伝の裏側がよくわかった。東洋大、青山学院大学監督の本を読んであったので、他大学の監督の章が面白かった。日体大の優勝は、夏合宿時の強風の中での練習経験が生きた話や亜細亜大学、中央学院大学の弱者が強者に勝つための戦略は興味深い。早稲田大学、渡辺康幸さんはどちらかというと個人向け。どの大学にしても強くなる芽が出るためには、10年、本気になって取り組むことが大事なようです。我が仕事もそう、やり続けてやっと芽が出るのだろう。良本!!2016/01/11
椿
9
箱根駅伝2013~2015年の優勝チームや、箱根駅伝の監督達について。監督が書いた本を読みたいな、と思った。2016/01/11
Yutaka Matsuzawa
7
箱根駅伝の選手ではなく監督にスポットを当てた本。監督それぞれの哲学がわかります。優勝候補にはならないが、このところ常連出場校となっている中央学院:川崎監督。独特の練習法やスカウティングが面白い。有名な学校ではないのになぜ強いのか?まさにそこが監督術。◯2016/01/07
Humbaba
5
駅伝はチームスポーツである。そのためただ優秀な人を集めればそれで勝利できるというようなものでもない。また、学生のスポーツである以上結果を出すことも大切だが、それと同じくらい人間的な成長を促す事も大切である。上手くモチベーションを引き出すことでそのような結果を導くことが可能になる。2016/01/14
ミーサ
4
いつからこんなに箱根駅伝がもてはやされるようになったのか。報道の煽りもあるだろうが、様々な選手がいて、ドラマがあって、その影に監督の存在があるからなのだな、と思う。花形選手によって大躍進する大学もあれば、有力選手がいなくても結果を出す大学もあり、読みが外れる大学もある。けれど、箱根駅伝だけでなく、選手の未来を考えて毎日努力する監督達の存在を改めて感じさせてくれた一冊でした。2017/04/27