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内容説明
オシム、トルシエ、ジーコ…名将・名選手の陰に名通訳あり―。サッカー通訳10人が紡ぐ激闘の記憶。
目次
1 間瀬秀一 通訳から監督へ、オシムを超えようとする男
2 フローラン・ダバディ 激情をかみ砕くパリよりの使者
3 鈴木國弘 サッカーの神を間近で崇めた最高の信徒
4 鈴木徳昭 ワールドカップにもっとも近づいた日々の記憶
5 高橋建登 知られざる韓流スターの苦悩を解したハングルマスター
6 山内直 忠実に指揮官の怒りを伝えた無色透明な存在
7 中山和也 ブラジルと日本に愛された明朗快活の極意
8 小森隆弘 マルチリンガル、流れ流れてフットサル界の中枢へ
9 塚田貴志 空爆後のセルビアで憶えた言葉が生涯の友に
10 白沢敬典 ガンジーさんと呼ばれて―敬虔なる通訳の姿
著者等紹介
加部究[カベキワム]
1958年生まれ。立教大学法学部卒業。1986年メキシコワールドカップを取材するために、スポーツニッポン新聞社を3年で退社。以後フリーランスのスポーツライターに転身した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
19
スポーツライター・加部究2016年出版著作。オシム監督の通訳だった間瀬秀一(ブラウブリッツ秋田監督)トルシエ監督の通訳だったフローラン・ダバディ等、サッカー監督や選手の通訳10人が取り上げられてた。どなたも日本人としては珍しい海外飛び込み武者修行的な語学習得プロセスがあって興味深かった。通訳レベル到達にはその言葉を現地の方々と濃密に交流する中で実地に磨いて行く必要性がある様であった。自分の頭で考えようとせずどこまでも指示を仰ぐ外人監督が驚く日本人選手の特徴も登場。男子バレーの様に優秀な外人監督が欲しい。 2023/07/09
jiangkou
7
Jリーグ、日本代表で活躍した監督通訳を描く本。どの通訳もプロ経験がなくともサッカー経験、造詣はあり、試合中、練習中等で即座に通訳することが求められることからサッカーそのもの、監督のサッカー観などを理解していないと務まらない、逆に一心同体になってしまえば話を聞かなくてもニュアンスは伝えられるというところが興味深かった。サッカー観やトレーニング手法を理解することから通訳⇒監督のステップアップもあるとのこと。興味深い。合わせて個別の通訳日記を読むと面白いだろう。2018/08/03
ふろんた2.0
5
★★★★2018/07/26
*
4
通訳の方々の多彩な経歴と、「結果が全て」の世界で培ってきたメンタルの強さに圧倒された。コーチやフロントとして残れる実力がありながら、監督が切られれば自身も潔く身を退くという「一蓮托生」の戦いにも震えた。2017/09/10
ご〜ちゃん
3
2002年のワールドカップの準決勝でイエローカードを受けたミヒャエル・バラックが、規約上決勝戦で出場停止になることが判ったときのドイツチームの対応を知ることができ、ドイツの強さを知ることができました。全ての重要な決定事項は食事の席で決まることが判ったということも、興味深い。2016/11/22
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