感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらお
3
バルサの黄金期を支え、現バイエルン監督グアルディオラについての本。本人だけでなく、本人に関わった人物やチームについても詳しく書いてあるので大作だけれど飽きさせない(モウリーニョについて、この著者は結構辛辣に書いている)。チームを停滞させないためにも、つねに変革を求めることはサッカーにおいても同じなんだなぁと。香川もドルトムントに復帰したし、ブンデスリーグが楽しみ。2014/09/02
coolmonster
3
単純な本ではない。結構、いろいろな話題にポンポンと飛んでしまうのだ。グアルディオラという人物に焦点を当てているだけでなく、モウリーニョを初めとするライバルやバルセロナ、バイエルンのスタッフ、選手との関係も、かなり濃く詰め込まれていて、一気に読むには苦労するかもしれない。モウリーニョとの神経戦で、どんどんモチベーションが下がっていったという意味では、バイエルンを選択したグアルディオラの判断は正しかったと思う。2014/08/01
nozzey
2
グアルディオラってどういう人なのという事を知るのに良い本だった。生い立ちからユース、選手時代を経てバルセロナ監督、バイエルンでの1シーズンまでの歩みが時系列的に書いてある。クライフの影響が強いサッカー観、カタルーニャ市民としての意識、ドイツとの親和性など色々視点があり、何かに振り切れているという訳じゃないけど面白く読めた。政治とスポーツの繋がりに対する感覚がこちらとカタルーニャ等ではかなり違うのだなという話もあって、そういうのもよかった。邦題はいまいち内容に合わない気がする。2015/01/17
スプリント
2
選手としての成功以上に監督として成功し、名声を一心に集めるペップのフットボール哲学が語られています。バルセロナの監督を勇退したあと、もしマンチェスター・ユナイテッドでファーガソンの後任についていたら香川の命運はどうだったのだろうか。など、サッカー界の場面ごとにもし・・・を考えたくなるほど濃い内容です。大作ですが読む価値ありです。2014/08/28
Yoshihiko Fujimoto
2
グアルディオラの選手時代から今のバイエルンの監督にいたるまでを、関係者のインタビューなどで追ったもの。 ライカールトのあと、モウリーニョがバルセロナの監督になる可能性があったというのを知って驚いた。もしそうなってたら、今どうなってたのかな。そればそれで面白かったかもしれんなあ。2014/06/27