内容説明
鬱蒼とした森に覆われた彼の地に住んでいたケルトの人々。彼らは国家や帝国をつくる欲望に駆られず、ひたすら太陽と月、森と自然、大地と自らの絆を強くすることを考えていました。そこで創り出されたアイコンは、有機的で空気が流れるように感じられ、今もその姿を変えることなく、私たちにメッセージを送り続けています。ケルト文化を解説しながら進む、少女と父親の物語『ケルトの夕映え』、古代冒険ファンタジー『タラの丘のプリンセス物語』の2巻を収録。
目次
ケルトの夕映え(アイコンの系譜;アイコンを巡る旅立ち;アイコンの形と表象;アイコンのクエスト;夢とロマンのアイコン)
タラの丘のプリンセス物語(吟遊詩人;森の調べ;ドルイド僧の森で;妖精シモーナのメッセージ;タラの丘の円卓会議;再びドルイド僧の森へ;ある予兆;タラの丘で;出陣の時;妖精の地下世界;フォモール族現わる;フォモール族が放った妖鳥の襲来;クロンマックナスのケルピー;サンザシの高原を行く;フォモール族アランに上陸する;アランとバレンの攻防;ムーンロード フォモール族を曳行する;再びタラの丘へ;オークのトリスケリオン)
著者等紹介
玉田俊郎[タマダトシロウ]
東京造形大学教授。1957年福島県生まれ。東京造形大学デザイン学科卒。筑波大学大学院芸術研究科生産デザイン専攻修了。東京都立工業技術センター主事(現・東京都立産業技術研究センター)、東北芸術工科大学助教授、ヘルシンキ芸術デザイン大学(現・アールト大学)客員教授を経て2006年より東京造形大学に着任。専門領域はインダストリアルデザイン、デザインマネジメント。地域産業のプロデュース、デザイン開発研究を進める。2004年JETROの採択により山形県米沢織物を「YAMAGATA STYLE」としてスウェーデンでの展示会をプロデュース。2006年山形打刃物のデザインとプロデュース(山形セレクション選定)。2009年NPO法人FUIGO東京ビッグサイトギフトショープロデュース。2011年第72回東京インターナショナルギフト・ショー「伝統とModernの日本ブランド」SO_Styleをプロデュース。日本デザインマネジメント協会理事長。日本芸術工学会理事。日本デザイン学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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