内容説明
法然上人の御誓言の書『一枚起請文』を、上人の御法語を通してやさしく解き明かす。常随給仕の愛弟子源智上人の生涯を、新発見の資料を駆使し、師弟関係のうえでとらえる。お念仏の道、浄土の法門を明かした好著。
目次
序の章 経典と同格視される『一枚起請文』―今にこだまする告白の真実
第1章 『一枚起請文』の背景(『一枚起請文』をめぐる師と弟子;『一枚起請文』の伝承とその類本)
第2章 『一枚起請文』の本意(『一枚起請文』の内容区分と題号;別解・別行者の説き行う念仏;法然上人の主唱される念仏の肝要;念仏者の上におのずから具わるもの;釈迦・弥陀二尊に誓いを立てて証を請う;智者の振舞いなく、ひたすら念仏すべし;究極の意志の表明)
結びの章 未来を今に生きる『一枚起請文』(未来を今に生きる;呼べばこたえる)
著者等紹介
藤堂恭俊[トウドウキョウシュン]
1918年和歌山県田辺市生まれ。1944年大正大学研究科修了。浄土宗大本山増上寺第86世法主、佛教大学名誉教授。2000年遷化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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