内容説明
道路先進国となった今も止まらない道路整備事業。だが、道路が地方を豊かにする時代はもう終わっている。道路整備を進めたことで人口流出が進んだ過疎村、近隣の大都市に商圏をとられる中小都市、バイパスをつくればつくるほど増える渋滞、財政も家計も圧迫する自動車依存のライフスタイル…。それら負の側面を豊富な実例によって明らかにしつつ、世界で進む脱自動車・脱道路の潮流を紹介する。
目次
第1章 日本はすでに道路先進国のトップ・グループ
第2章 いつまで続くムダな道路整備
第3章 道路が地方を救えない理由
第4章 道路がもたらす八つの弊害
第5章 道路整備にノーを突きつけたからこそにぎわう
第6章 道路に依存しないことが再生のチャンス
著者等紹介
服部圭郎[ハットリケイロウ]
明治学院大学経済学部経済学科准教授。1963年東京都生まれ。東京大学工学部卒業、カリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部大学院修士課程修了。2009年4月からドルトムント工科大学客員教員。専門は都市・地方計画、都市デザイン、フィールドスタディ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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