鯨とイルカの文化政治学

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862483997
  • NDC分類 489.6
  • Cコード C1010

内容説明

反捕鯨の論拠は科学的にも思想的にも完全に破綻している!動物と人間の関係をどうみるかはけっして自明のことではない。時代や地域、一種のイデオロギーに支配されるからだ。鯨とイルカという動物を通して、現代人のこころにひそむイデオロギーや偏見、価値観の相違を明らかにする画期的試み。

目次

『野生のエルザ』と藤原英司
第1部 欧米人の鯨=イルカ観(小松錬平‐ロビン・ギル論争を再読する;マッドサイエンティストのイルカ高知能説―ジョン・C.リリー;「科学者」は信用できるか―カール・セーガン;映画と現実の狭間―ジャック・マイヨール;科学かオカルトか―ライアル・ワトソンとホラス・ドッブスに見る英国知識人の鯨=イルカ観 ほか)
第2部 日本人の鯨=イルカ観(ヨーロッパ植民地帝国の価値観を継承する者―藤原英司;人生の蹉跌がイルカ主義を呼ぶ―小原田泰久、野崎友璃香、姫川裕里;留学・宣教・商売の間で―水口博也;反日言説としての反捕鯨(一)―ジャーナリスト原剛の場合
反日言説としての反捕鯨(二)―研究者渡邊洋之の場合 ほか)

著者等紹介

三浦淳[ミウラアツシ]
1952年生まれ。福島県いわき市に育つ。東北大学文学部卒業。同大学院博士後期課程中退。ドイツ文学専攻。博士(文学)。現在、新潟大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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