内容説明
熊野の大地シリーズの第2弾!「でき方のちがう大地は、壊れ方がちがう」東日本大震災から半年後、紀伊半島を襲った大水害はどのようにして起きたのか。私たちは、自然災害が大きな災害となるしくみを今こそ知る必要がある。
目次
第1章 あっという間に避難できなくなる…(29人もの命が奪われる…;暗闇の中、濁流が襲う…;わずか15分間で状況一変… ほか)
第2章 土砂災害を引き起こしたカギは?―大地の成り立ちから(多発した大規模崩壊と土石流;紀伊半島の大地の成り立ち;浮かび上がった「3つの不思議」 ほか)
第3章 避難のタイミングは?見えてきた「課題」(くり返し発生した「紀伊半島大水害」;「保水力の限界」とは;土砂災害が起こった雨量 ほか)
著者等紹介
後誠介[ウシロセイスケ]
1952年和歌山県那智勝浦町生まれ。広島大学教育学部卒業。2005年に近畿大学附属新宮高等学校校長、同中学校校長を退職。2014年から和歌山大学防災研究教育センター客員教授を経て、和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センター客員教授。2009年からジオパークをめざす取り組みを始め、南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門委員会委員、環境省自然公園指導員などを務める。2011年の紀伊半島大水害では、地盤災害合同調査団および「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会の一員として調査研究に携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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