出版社内容情報
エジプトでベストセラーになったがすぐに発禁になり、著者が死刑となったイスラーム原理主義の基本図書。「9・11」を起こしたアルカイダの教本とされている。現在も中東諸国では発禁本。
まえがき――『道しるべ』日本語版のもつ意味―――1
資本主義も社会主義も〝無明世界〟とする考え/聖戦(ジハード)としての「九・一一」という見解/イスラームの基本認識
道しるべ サイイド・クトゥブ―――7
序章
内容説明
法務大臣の友人の友人も読んでる!?幻の書を全文初邦訳。イスラム原理主義への「道しるべ」の全容が、いま明らかにされる。
目次
道しるべ(偉大な世代にかえれ―コーランの教えに帰依した比類なき世代;全人類への呼びかけを聞け―コーラン的方法論の本質;人の上に人をつくるな―イスラーム社会の特質と形成 ほか)
解説 時空を越えたクトゥブ主義(イデオロギーの衝突、文明の衝突にあらず;ムスリム同胞団の思想;自由将校団とムスリム同胞団の連帯 ほか)
解説 サイイド・クトゥブの希求した道(クトゥブの一生;クトゥブの転機;クトゥブはイスラーム法学者ではない ほか)
著者等紹介
クトゥブ,サイイド[クトゥブ,サイイド]
1906年エジプト・アシユート県に生まれる。33年ダーラル・ウルムを卒業、教育省に勤務、48‐50年アメリカ留学。帰国直後に教育省を辞しムスリム同胞団に入り、機関誌を編集する。54年ナセル暗殺未遂事件に連座して投獄され、獄中で執筆活動を続ける。64年一時釈放されるが、「道しるべ」が国家反逆罪とされ死刑判決を受け、66年刑死
岡島稔[オカジマミノル]
1944年中国・大連に生まれる。69年市立北九州大学外国語学部米英学科卒業、日本経済新聞社入社。74‐75年エジプト・カイロ・アメリカン大学アラビア語科留学。79‐83年カイロ特派員、92‐97年日経国際ニュースセンター・ニューヨーク支所長、97‐2000年日経香港社社長。2000年日経退社、関連会社勤務
座喜純[ザキジュン]
1957年カイロに生まれる。エジプト人。エジプト国立アルアズハル大学外国語通訳翻訳学部卒業。明治大学政治経済学研究科博士前期課程、中央大学法学研究科博士後期課程修了。元日本経済新聞カイロ支局記者。拓殖大学イスラーム研究所研究員、同大学政経・国際学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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