内容説明
文芸・ミステリ・時代劇・コメディ・SF…ジャンルを超えた80本の映画群、徹底解説。石坂浩二、中村敦夫、岩井俊二ほか関係者証言&フィルモグラフィー完全収録。
目次
グラビア
市川崑ヒストリー
市川崑のミステリ映画
モダニスト・市川崑
市川崑の時代劇
市川崑の文芸映画
市川崑のドキュメンタリー
市川崑の映像技法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bura
66
市川崑がどれだけセンスのある映像作品をディレクションしていたかを改めて確認できる一冊。映画「ビルマの竪琴」「東京オリンピック」「犬神家の一族」金田一耕助シリーズ、「細雪」(美しかった)、TVドラマ「木枯し紋次郎」、大原麗子を起用したサントリーレッドCM、黒金ヒロシ原画の立体漫画「新選組」等々、切りがない程映像作品が列挙されている。あの独特の編集リズムは20コマの繋ぎを用いていた事、早口のセリフ回し、タイトルワークのデザイン性など、クリエイターとしての市川崑の映像への試みを色々と再認識でき楽しめた。2023/01/17
ぶんぶん
17
【図書館】市川崑の全てが判る本。 デビュー作前の「娘道成寺」から遺作である「犬神家の一族」(セルフリメイク版)までこれでもかというくらいに詰め込んだ一冊。 金田一耕介シリーズにのめり込んだ一人として、ただ感激の本。 市川昆の手法とモダニズムがよく判る、しかし、細かい計算をする監督という人となりが理解できる。 金田一、以前の監督が凄いと思う作品が沢山ある事を知らしめる、余韻に浸ることが出来る。 2024/04/20
Gen Kato
1
インタビュー記事やフィルモグラフィーが興味深く参考になります。2015/02/01
tan_keikei
1
私のオールタイムベスト映画である細雪の撮影裏話を読んでニンマリしました。2014/02/27