内容説明
列車の走る音に耳を傾けながら眠りにつき、朝、目が覚めるとそこは見知らぬ土地―。ブルトレの魅力は、その独特の「旅情」にある。しかし、新幹線や航空網の発達、車両の老朽化などにより近年、ブルトレは続々と姿を消している。そこで、「あさかぜ」を始めとする懐かしき九州ブルトレから「北斗星」まで、五〇年の歴史上に登場し、消えていった全ブルトレ+夜行急行列車をカラーで紹介。あの頃の思い出が、乗車記と当時の貴重な写真を通して蘇る。
目次
第1章 東京発九州行きブルートレイン最後の牙城「富士・はやぶさ」―伝統の開放式B寝台でその歴史をかみしめる
第2章 豪華寝台列車の元祖「北斗星」で向かう北の大地―至極の豪華個室「ロイヤル」に乗って
第3章 現在も残る珠玉のブルートレイン
第4章 ブルートレインの血筋を受け継ぐ列車たち
第5章 消えていった星たち―姿を消したブルートレイン
第6章 今なお走り続ける郷愁の夜行急行列車
著者等紹介
伊藤岳志[イトウタケシ]
1969年神奈川県生まれ。神奈川県在住。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、富士写真フィルム系列の企業に就職し、14年間のサラリーマン生活を送る。2006年にフォトライターとして独立。鉄道をメインに自動車、バスなど、乗り物関係の撮影・執筆を得意とし、時には北海道の野生動物や自然風景の撮影にも力を入れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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