Yosensha paperbacks
就職氷河期世代が辛酸をなめ続ける

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862481238
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0030

内容説明

フリーター、ニート、派遣が出現した時期は、就職氷河期と重なっている。ネットカフェに寝泊りする若年ホームレス、自分探しの泥沼にはまりキャリアパスから外れていった者、その一方でベンチャー志向者や拝金主義的なヒルズ族も輩出した就職氷河期世代の知られざる実態に迫る。

目次

第1章 シミュレーション就職氷河期世代の近未来(非正規雇用層の固定化と階層意識のねじれ;縮んでいくパイの奪い合いで「既得権者」だけが肥え太る ほか)
第2章 就職氷河期の傷跡はまだ癒えていない(就職率が5割台にまで落ち込んだことのある就職氷河期世代;サラリーマン批判とフリーター礼賛が行き着いた場所 ほか)
第3章 統計から見る就職氷河期世代の収支決算(悪化の一途をたどった「失われた十年」の若年失業率;2倍以上が当たり前の状況から1倍割れにまで転落した大学新卒の求人倍率 ほか)
第4章 就職氷河期の既視感(『大学は出たけれど』的状態だった昭和初期の「絶対零度期」;昭和初期にあった世代間格差とは ほか)
第5章 就職氷河期は果たして清算されるのか(新卒で就職できない人間は「欠陥品」―「キリギリス」の悲惨な未来;「正社員は勝ち組ではない」―未来を閉ざされた「アリ」の行方 ほか)

著者等紹介

宮島理[ミヤジマタダシ]
1975年生まれ。山形出身の大阪育ち。現在は関東在住。東京理科大学理学部物理学科中退後、IT系企業設立を経て1996年からフリーライターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

14
産まれた時期によってここまで人生が差が出るのは正直おかしい。 日本の雇用制度はもう少しなんとかならんものかと常々感じる。 氷河期世代の問題は、今後貧困問題等の社会福祉問題などでさらにエグい問題に発展していくと考えられる。 多くの人に読んで考えてみてほしい1冊。 なお私は氷河期世代でも底の底の世代である。2007/10/11

loro

0
氷河期世代視点で書いてある本も中々ないので良かった。 まぁ、年取り始めたら下る一方だから、これからも辛酸はなめ続ける感じだとは思う。次世代もきっと大変。2014/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/53946
  • ご注意事項

最近チェックした商品