これが日本人だ!―中国人によって中国人のために書かれた日本および日本人の解説書

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862381453
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0039

内容説明

読んで首肯するか、立腹するか!本書は特定の政治的立場を有すナショナリストによって書かれたものではなく、滞日年数も長いごく普通の教養ある知日派中国市民が中国人に向けて書き下ろした日本論である。中国人の対日認識を知るための必読書。

目次

第1章 集団至上主義(日本における個人と集団;日本式コミュニケーション;日本の教育;模倣と創造)
第2章 経済動物(企業戦士あるいはエコノミック・アニマル;勤勉な日本人;職人気質)
第3章 島国日本(隔絶された国;単一民族の幸と不幸;村落文化;島国根性;劣等感と自惚れ)
第4章 日本人の精神世界(自然への憧憬;武士道;天皇と神道)
第5章 勃興(文明の始まり;神国日本の誕生;大日本帝国の登場;戦後の軌跡;没落)

著者等紹介

王志強[ワンジーチャン]
1950年代半ばに生まれる。文革のあった70年代に大学へ進学。80年代に大学教師などを務めたのち、ソフト関連の技術研修のため訪日、その時から日本との関係は約20年におよぶ。日本のIT関連会社のソフト開発プログラマーを経て、現在は、経済技術協力に関するコンサルティングの仕事にあたる

小林さゆり[コバヤシサユリ]
フリーランスライター。翻訳者。長野県生まれ。大学卒業後、日中友好協会全国本部(東京・神田、現在は社団法人)に勤務し、機関紙『日本と中国』の編集を担当。2000年9月から5年間、中国国営の『人民中国』雑誌社に日本人文教専家として勤めたのち、フリーランスに。北京を拠点に、中国の社会や文化、暮らしなどについて、日本の各種メディアに執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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6
中国人による日本人論という事で興味を持ったが、これまでの欧米人によるステレオタイプの日本人論の域を出ず、少々がっかりした。日本に長く住んでいるからそれなりに本人が体感しているのだろうけど、表層的だなと感じた。自国に対して優越意識と劣等意識の両方を持つというのはどの国での一緒じゃないの?中国人も過去の文明と経済成長に優越感を持つ一方で、マナーや市民意識では劣等感持ってるじゃん。それから日本の歴史に関して間違っているのはいただけない。聖徳太子は大化の改新を中心人物ではありません。2019/03/22

ks

1
中国人による日本人論。元々中国人向けに書いているため、最近よくある日本マンセーなど一切なく、日本や日本人に容赦なく切り込んでいく。多少中国忖度はあるかもしれないけれど、客観的に見た日本を知ることができて良かった。外側から見た天皇と国民の関係の見え方も知ることができ、あぁそうかも知れないなどと思いながら読めて面白かった。2023/12/29

イミナイゴ

0
これほどまでに正確に描かれた、すなわち納得できた日本人論は、さらに他国人が書いたものは、無いと思う。一般の中国人が一般の資料と自らの感覚とで書いた、どこまでもフラットな、偏らぬ本。所々針を突き付けられ、びくっとさせられる。2012/05/20

yonet35

0
日本に長く接している中国の方のせいか?感情的に批判的でもなく褒めたたえているわけでもない…一歩離れて見ているような書き方。そのため、日本を俯瞰した気分で読める。歴史、現代やいろんな視点から日本について書かれてあり、日本人より日本を愛しているように感じた。2011/06/03

tohnas

0
☆☆☆☆2010/10/23

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