内容説明
文学がもつ「社会を変革する力」。人種差別、女性の地位、老年期と介護者、環境汚染―今日の世界に課されたいくつもの重大テーマを、半世紀も前に「文学」にしていた女性がいた。没後40年を経て振り返る、有吉佐和子作品の予見性と、現代的意義。
目次
序章 ベストセラーは社会を変える
第一章 有吉佐和子・人と作品
第二章 『出雲の阿国』―芸能による魂の救済
第三章 『非色』―人間は差別なしに生きられない
第四章 『悪女について』―高度経済成長期の世相を象徴する女実業家
第五章 『恍惚の人』―少子化、高齢化、老人介護の担い手
第六章 『複合汚染』―食べたものが私になる
第七章 『有吉佐和子の中国レポート』―『複合汚染』後日談
終章 有吉佐和子の残したもの
著者等紹介
川井万里子[カワイマリコ]
1938年生まれ。東京女子大学英文科卒、東京都立大学大学院英文科修士課程修了。東京経済大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirorin
6
母が『恍惚の人』『複合汚染』を読んでいたので、私も有吉作品をよく読んでいた。数年前に『青い壺』がベストセラーになり爆笑しながら読んだ。没後40年、彼女の作品の予見性と現代的意義の解説。特に『恍惚の人』については、そう思う。今は不完全ながらも介護保険制度があるし、認知症に対する理解も増えてきた。私は読んでないのだけど、この中で『非色』が取り上げられ、アメリカでの複雑な人種差別について知ることができた。この本素晴らしいのだけど、誤植?間違い?が多くて、校閲にかからなかったのが不思議。出版社にメールしようかな。2026/06/18




